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火を焚くこと

まだまだ寒い阿蘇

今朝の森は雨降り
気温は0度
数日前のマイナス8度と比べたら
楽だけど

やっぱり寒いからストーブつけようと
釜を開けたらほんわか暖かい
灰を避けて探したら
昨夜の燃えカスの火種が残ってた
火種があるって有り難い
何だか嬉しいヽ(・∀・)

熾炭の火を集めたところ

火との関係

ひょうたん市場へ来る前の暮らしは
スイッチぽん!の暮らしだったから
火を焚くことは無かった

僅かばかりの
キャンプやバーベキュー
誰かの趣味で楽しむ火鉢
煉炭でサンマを焼くくらいが
火との接点だった

焚き火を焚くことも
火鉢の炭に火を着けることも
薪ストーブの薪を焚き付けることも
一切必要なかったから

薪が燃え出すと暖かい



この暮らしに移る前に手に入れた
ケンゴマン作のロケットストーブさえも
たまに使って楽しんでいた頃は良かったけど
実際、暮らしに活かすとなると
雨が降って枝が湿ってたり
何故だかわからず
なかなか燃えないと言う日々が続いた

一言で言えば
バカみたいだ
いや、人より呑み込みの遅い私は
おそらく、バカでかなり鈍臭い
皆んなはきっと1週間もやれば
習得出来るのだろうけど…残念ながら
私には、さっと理解し雲が晴れたように
素早く出来る様になる能力はなく
理解できるまで
諦めずに取り組む能力しかない

こんなに着火に時間が必要で
火も上がらない…
お湯が沸かない…
料理ができない…
どうしたら苦労せず火が着けられるのか
どうしたら欲しい火力に自在に操れるのか
毎日、毎日考えながらトライする日々だった
いや、今もだ!!

この前ケンゴマンの火の焚き方を
見る機会があった
とにかく手際良い!早い!
これは完全に火の性質を
理解し、身体化ている人だと思った
まだ私はちょっと遠い…もう少し

これは、ひょうたん市場でケンゴマンが初めて焚き火の焚き方を見せてくれた時の写真

ここへ来られて良かった

ここには
先生である仲間がいる場所
みんなの普段の暮らしから
私は色々なことを学ぶ、考える

ここにいたら
誰かが助けてくれるけど
私はそう言う人がいたり
そう言う場所ではないところに居る自分を
いつも想像しながら暮らしている

それは、何故かわからない
どこへ向かいたいのか…
けれど、少なくとも今が、ここが人生の最終着地点ではないと思っているからだと思う

手取り足取り教えてもらうことや
大勢の中でよーいドン!と一緒に始めること
呑み込みが遅い私には苦痛でしかない
出来ない自分を責めて追い詰めてしまうのだ
だから、このカタチは理想的なのです

ケンゴマンの家族には
本当に感謝しかない
一見、不自由な暮らしの様だけれど
彼等が知っていること
やっていること
その中から感じるもの、得るものは
とてつもなく大きい
この先を生きる勇気を宝物を沢山貰っている


火を起こすと言うこと

この地球と言う名前の星で
火を起こすことが出来るのは人間だけ

なのに、現代人の殆どは
火を自在に扱えない

それどころか、火は危ない
火事になる
火傷する
小さな子供に火を触らせようとしない

確かに危険
でも、どうしたら危険なのか
それを知らない
どうしたら火が味方になるのか
わからない
闇雲に危ないと言って怖がらせるだけ

他の動物の様に
草を食み、獲物を捕らえ
雨でも雪でも外に立って生きられるほど
人間は強くない

火と共に生きなければ生きられないのです

機会が、場所があるのであれば
火を焚く暮らしを
沢山体験した方がいいと思う

生きのびるための思考や業
現代人には何が足らないのか
考え、気付きながら
人が往くべき道を見つけ出すことが出来るのではないかと思う

多様性のあるこの地球で
人類が存在する意味を考え
人が人として
誰もが本当の自分で
豊かに生きられる未来を願って
これからも生きて行きます

颯月。。。ʕ•ᴥ•ʔ🌙

2020年12月〜この搾取とハラスメント、地球環境の破壊を容認する人の経済活動に薪をくべることをやめ、人々が自立して支え合う新しい経済や繋がりを創り出す目的で活動している宮崎県のひょうたん市場作りに参加予定。テントで寝袋のキャンプ暮らしになります。サポートで応援資金を募ってます!