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こうして私は歌手になった。

なぜこの仕事を選んだのか?とよく人に聞かれる 私は歌手と言う言葉が苦手だ(笑)なんだか照れくさくて仕方ない。

3歳の時 歌うことが好きだった私は1人で遊ぶ時もお風呂に入る時も歌っていた。
自分にとって歌は特別なものというより
毎日やる歯磨きのような感じで生活の中にある当たり前のものだった。

3歳から歌を始め小3の時にたまたま点けたテレビでヤマハのポプコンというコンテスト番組を見た瞬間 「これに出る!」と
親に言ったのをよく覚えている。
中学生になり とある老人ホームにボランティアに行った際 家族の事も自分の事もわからない痴呆のお婆さんが中庭で沖縄民謡を歌われていた。
職員の方にお婆さんの事を伺うと
生まれ育った沖縄の歌だけは忘れておらず
毎日中庭で歌っているとのこと。
お婆さんの歌声に身体に電気が走り歌の持つ力に心を動かされた。

その日帰宅した私は両親に
「歌手になる!」と宣言した。

それから数年後 私は小3の時にテレビで見たあのステージにゲストとして立っていた。

あのお婆さんの歌声がこの仕事を選んだきっかけであることは 今も忘れていない。
あの出会いが無ければミリオン歌手にはなっていなかったかもしれない。

#この仕事を選んだわけ

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