いもほり部、苗を植える
2022.5.28./2022.6.4.
4月にうね立て・マルチ張りをしました「いもほり部」、今回はいよいよ苗の植えつけです。両日ともに晴天に恵まれ(暑かったけれど)、楽しい雰囲気が伝わってくる写真がたくさん撮れていましたので、写真をたっぷり使用しつつ、活動のご報告をしたいと思います。
わが農園の植えつけは、まず、草刈りから始まります。なぜかと言いますと、黒いビニールマルチは太陽の熱で非常に暑くなり、マルチに苗が触れると、触れた部分がやけてしまうため、マルチの上に刈った草を敷いてあげるんです。
実は私、この刈った草を運ぶ作業があまり好きではないんですが(ちょっと退屈なので)、見てください、この笑顔!こんなにうれしそうに草を運んでくれて、私はもう涙が出そうです。
さあ、次はマルチに穴をあけますよ。穴と穴の間隔は50センチほどにしています。
穴を開けたら、マルチの上に枕のように草を敷いて、苗を植えつけます。
さつまいもの苗はつるの状態です。土に埋まった部分のつるにさつま芋がつくので、たくさん獲れるように寝かせて土をかけてあげます。植えつけたら、土の上に肥料となるもみ殻燻炭をまいてから、土の乾燥を防ぐため、またその上に草を敷きます。
お子さんを抱っこしていて、作業に参加できていなかったお母さんがいらっしゃいました。そこへ現れたのが、おとなり山、脊振からこのイベントのためお手伝いに来てくれていたむっちゃん。とっても人見知りでお祖父ちゃんにも抱っこされないお子さんが、むっちゃんの抱っこは大丈夫で、「あっち」とか「そっち」とか指令を出しながら、むっちゃんとお散歩しました。おかげで、お母さんはその間にたくさん苗を植えてくれましたよ。むっちゃんの優しさ、純粋さを、小さい子は一瞬で感じとるんだなあと感動した出来事でした(お祖父ちゃんが優しくないということでは決してありません)。
植えつけが終わったら、水をかけてあげます。
今年の九州北部は雨が本当に少なくて、すでに植えつけた苗たちがしんなり、あるいは消滅してしまうような状況でしたので、たっぷりかけてあげるために、2回目の植えつけでは動力噴霧器が出動。とても暑かったので、子どもたちは水しぶきが気持ち良さそうでした。
おうちから「ぞうさんじょうろ」を持ってきてくださった家族もたくさんいらっしゃって、その姿もほんとに可愛らしかったです。
自分が植えたところがわかるように、ネームプレート作りもしましたよ。ポスターカラーを使ってカラフルで素敵なプレートができていました。
できあがったプレートを挿したら、記念撮影。みなさん、達成感が伝わってくる、いい表情をされていますねえ。
さてさて、お昼ごはんは、食べたみんなが元気になるようにといつも愛情を込めて作ってくれる、料理家ますみんのランチボックス。今回の献立は、わさび菜の肉巻き(ガーリックしょうゆソース)、スナップエンドウと鶏むね肉のごまポン酢和え、にら玉、菊芋のグリル(のりしお)、小松菜とじゃこのおにぎり、塩にぎり。
ランチのあとには、おしゃべりに花が咲きました。いっしょに過ごす時間が長くなればそれだけ、お互いを知ることができるからでしょう。回を追うごとに、部員同士の親睦が深まります。
ティータイムには、ニワトリたちと触れ合いました。みんながニワトリたちと触れ合う中、怖くてフェンスの中に入れなかったお子さんがいましたが、ゆっくり時間をかけ、ようやくお父さんお母さんお姉さんといっしょに「よしよし」することができた、感動の瞬間の撮影に成功。私もほっとしました。ああ、いい写真!
サングラスの似合うおとなのおふたりが、おみやげに恵良農園のスナップえんどうをお買い上げくださいました。山の上にある恵良農園では、平野部より遅く、今、スナップえんどうがたくさん獲れています。
実は、今回の「いもほり部」の活動、植えつけの主役であるさつま芋の苗「芋づる」が、3週間も前に届いてしまっていたので、管理するのがとても大変でした。したがいまして、第2回の植えつけでは、葉っぱがほぼ失くなってしまっているという状態だったのですが、「憂うことなかれ、信ずれば成る」ということで、諦めることなくみんなで大切に植えました。ほんとに小さな、新しい葉っぱも出てきていたし、きっと大丈夫!厳しい環境を乗り切った苗たち、たくましく育ってくれることでしょう。
音声配信アプリでも、みのりの会のお話をしています↓