BMCメイキング? ビジネスを考える時に必須なこと
BMCとはビジネスモデルキャンバスのことです。
あなたがビジネスのアイディアを何か思いついた時にそれを言語か出来たり形に出来ないとそのアイディアは残念ながら無価値になってしまいます。
このBMCを実践することでアイディアを形に残したり言語化出来て相手に伝えられるようになります。
まず、ビジネスを考える上で大事になるのはイノベーション(革新)です。
革新と言ってもささいな驚きでも全然大丈夫です。
このイノベーションは大企業よりもベンチャー企業や中小企業やフリーランスの人の方が生みやすいです。
例えば、大企業がコンビニで新たなビジネスをしようとするときに色々な障害が考えを邪魔してします。
うちの企業はセブンイレブンとべったりなのでセブンイレブンでどんなことをしなければいけないのかという発想になったとします。
これに対して、フリーランスの人たちはどのコンビニでどんな風なメリットデメリットがあるから今回はこのコンビニでビジネスをしようかなと発想が柔軟になります。
こうして柔軟に考えられる人が、3日に1回のペースでビジネスモデルを考えたらどこかのタイミングで当たりそうですよね。
その考えたビジネスが成立する時というのは、企業と顧客の需要と供給が一致した時なのです。
ここで間違えてはいけないのが、ここにお店をだしたら儲かるなとか飲食店を経営すれば儲かりそうだというお客様のニーズを勝手に思い込むことです。
よくビジネスの質問をする時にこのような質問があります。
このビジネスをこういう所に展開したら儲かると思いますか。という質問です。
先ほども述べたようにこれはNGです。
こういう所にこういうのがあってこれに対して不を持っている人がいるのでこれを改善したら儲かると思いますがいかかでしょうか。
といったように、何かの不に対してそれを改善するという所にビジネスは生まれます。
なので実際に自分が感じた不や友達が感じている不を書いたり話し合ってみてください。
ここから実際に満員電車という不に対して、9つのステップを得てビジネスを考えてみましょう。
まず、1つ目は顧客はどんな人かを整理することです。
例えば、満員電車が嫌だから単にバスを提供するサービスを考えたとします。
しかし、これだけじゃダメなのです。
満員電車に不を持っている人は満員電車の何が嫌なのでしょうか。
ぎゅうぎゅうになっているのが嫌なのでしょうか。
あなたにここで質問です。
30分で目的地に着く満員電車と90分で着くぎゅうぎゅうじゃないバスがあります。
どちらを取りますか?
という質問に対して、90分かかるなら満員電車に乗ろうかなと考える人がいます。
僕も実際この質問をされた場合は、満員電車と答えてしまいます。
ということは、単に満員電車が嫌な人は満員なのが嫌いなんじゃないということです。
満員電車の解決がジョブじゃないということです。
この不の中のジョブを明確に細分化しないといけないのです。
なぜ満員電車が嫌いなのか明確にすること。
これをジョブ理論といいます。
人が物を買うということは人がそれを雇うということです。
満員電車が嫌です。なんとかしてください。
このジョブに対して、企業側がそれならこれがあります。という提案をします。
その提案が気に入れば顧客がそれを買うつまり雇うということになります。
なので、その解決策を明確にしていきましょう。
まずは、満員電車が嫌いな理由を再確認します。
満員電車が嫌いな理由に挙げられるのはぎゅうぎゅうになってるのが嫌というか身動きが取れなくて何もできないとか、通勤時間に朝ご飯を食べれないとかパソコンが開けないのがいやだという人がいるのです。
ということは、満員電車が嫌いな理由は通勤が非生産時間になっているのが嫌だということなのです。
これに対しての解決ならさっきよりも具体的に提供できるものが浮かんできますよね。
予約で席が確保できるのでパソコンがいじれたり朝食が食べれる。
パソコンの充電器を指すコンセントがあったり、移動の心地よさを提供できる。
といったように最初よりもアイデアが具体的になりましたね。
実際にこれを不としてビジネスを実行したのがYUGA×ネスカフェの通勤バス提供です。
これの内容にそって具体的に話していきます。
2つ目は、顧客への提供価値をはっきりさせることです。
満員電車が嫌だという人には、空いているバスは提供価値になりますが実際に顧客が求めているのは通勤時間を生産時間に変えたいということです。
ここでダブルダイアモンド思考というものを使いますが、満員電車が課題ではなく非生産時間が課題なので、一度アイディアを広げていきます。
何があったらこの非生産時間は解決できるでしょうか。
テレワーク・自転車通勤・バス通勤なのかどれかに答えを絞ります。
ここでは通勤バスになります。
そこから、この通勤バスはどうやるのかという所に論点が落ち着きます。
定額制にするのか朝食提供をするのか提供価値が見えてきます。
顧客の需要とあなたの供給がこれで一致しました。
ということで、2つ目の提供価値は朝食管理や睡眠時間や快適さや生産時間の提供になります。
3つ目は、どうやって顧客に届けるのかです。
今回の場合は、福利厚生として届けるのか、自社顧客へのご案内や広告で広めます。
4つ目は顧客との関係を見ていきます。
どうやったら顧客がリピートするのかを考えます。
健康管理や自社の顧客ならではの特別割引をしたら継続してもらえるのではないでしょうか。
5番どうやって収益するのか
法人契約などの長期的な収入を見込みましょう。
といったようにどうやって収益にするかを考えていきます。
6つ目は今まで考えてきた提供価値を実際に実行できますか大丈夫ですかの確認をします。
バスを借りてきたときに渋滞情報が管理できるので時間の面でのロスがないですし、顧客リストがあるから客の心配もしなく大丈夫ですといったように確認をします。
7つ目が、実際にどうやって運営をするかということを考えます。
バス会社と提携する。
朝食を提供している所と提携する等です。
8つ目が、パートナーがいるかの確認です。
先ほどのバスはここの会社から借ります。
○○と提携してサービスを提供しますということです。
最後の9日目に、予算を考えます。
初期費用や運営費用がいくらかを計算します。
このように9つの項目を考えるだけ相手に自分のビジネスを提案できるようになります。
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