【シャッタースピード】これで初心者の写真のクオリティーも爆上がり。
前回の記事では、適正露出、つまりどれだけ光をカメラに取り込みますかということを決めるのに重要な撮影モードについて書きました。
撮影をするときは、シャッタースピード・ISO感度・F値を調節しなければなりません。
これらを調整出来ないと、自分の思った表現をすることが出来ないからです。
3つもありますので1つ1つ丁寧に説明させていただきます。今回はシャッタースピード編です。
カメラで撮影している時に撮った写真がブレていたり、被写体を追って撮影しているにも関わらずブレてしますというときがありますでしょうか。
これはシャッタースピードが原因かもしれません。
シャッタースピードは一言で言うとセンサーに何秒間光を当てますかということです。
カメラは光を受け取る撮像素子というものがあります。
光はそこに入ってくるわけですが、そこに何秒間光を当てますかということです。
つまり、シャッターが開いている時間を操作する設定になります。
撮影ボタンを押してすぐにパシャっととるのか、ぱ---しゃっと、撮るのかの違いです。
例えば、シャッタースピードを30秒にするとめちゃめちゃ遅いですし、4000分の1にするとめちゃめちゃ速く撮ることが出来ます。
なので、シャッタースピードを変えると明るさやブレ具合が変わって来ます。
シャッタースピードを遅くすると光を多く取り込むので花火とか星空とかを撮ることが出来ます。
人間の目の場合だと、明るい星しか見えませんがカメラでシャッタースピードを遅くして光を多く取り込むことでめちゃめちゃ綺麗に多くの星を撮ることが出来ます。
光を多く取り込む際には必ず三脚を使いましょう。
光を取り込んでいる最中に、手で持っていてちょっと動いてしまうだけでブレてしまうからです。
花火だとシャッタースピードを13秒、星空の場合は25秒くらいで試しに撮ってみてください。
シャッタースピードを早くすると、鳥が飛んでいる所も撮れます。
試しに6400分の1で撮ってみてください。
また、日中における日常シーンの場合は夜よりも光が多いためそんなに
撮りこまなくて大丈夫です。
なので、シャッタースピードを少し早めるくらいで大丈夫です。
しかし、手持ちの場合のシャッタースピードは50分の1から100分の1が限界です。
そして、もうひとつ気を付けない点があります。
それは撮影する地域によっても変えないといけないのです。
正確には、関西と関東で使い分けないといけません。
なぜなら、関西と関東では電気の周波数が違うのです。
そもそも人間が電源につないでずっと光っているように見える電気は、実は点滅しているのです。
実際にスマホでもいいので、蛍光灯をスローモーションの動画で撮ってみてください。
点滅していることがわかります。
この点滅に合わせてシャッタースピードを変えないと、この点滅が写真に写ってしまうのです。
この現象を「フリッカー現象」と言います。
関西の場合は周波数が60Hzです。
60Hzなので、1秒間に120回点滅が起きています。
なのでシャッタースピードは60の倍数に設定して合わせていきましょう。
そして関東は50Hzです。
50Hzなので、1秒間に100回点滅が起きます。
シャッタースピードは50の倍数に設定していきましょう。
ここまでをまとめると、シャッタースピードは光を取り込む量を決める物です。
星空や花火、そして暗い所では遅くしていきましょう。
遅くする場合は、三脚が必須です。
そして、動きの速いものや日中の撮影などはシャッタースピードを速めていきましょう。
また、撮影する場所にも要注意です。
関東は50の倍数、関西は60の倍数にして、フリッカー現象がおきないように設定しましょう。
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