【コンセプト】映像を撮る前の究極の準備
前回までの説明で、動画を撮る上での寄りと引きですとか、その動画にはどんな意味合いを持たせているのかという事を伝えさせていただきました。
今回は、さらにその意味合いという所をより持たせるためのコンセプトについてお話していきたいと思います。
なぜこのコンセプトをしっかりしなければいけないかというと、目線や認識にズレが生まれてしまうからです。
自分のYoutubeやVlogなら自分が主体なのでまだ制作していく上で調整したり出来るかもしれません。
しかし、人に依頼されて動画制作をしていた場合、目線がずれてしまうと作ってもらったのになんか違うなという風に思われてしまうのです。
また、その動画において議論の質を高められたり、制作物の費用対効果の最大化を図ることができるからです。
相手や自分が何を求めて動画を作るのか、制作する上で絶対ぶれてはいけないものは何か、この動画をどういう所に上げようとしているのか。
この様なことをきちんと考えたり議論したり出来るからです。
では、実際にどんな表現をしたいのかを説明できるまで、考えを深められるコンセプトを紹介したいと思います。
まずは、この動画はこういうものですと一言で説明できるようなコンセプトを考えましょう。
例えば、観光地のPR動画を作成するのならば、その観光地の魅力を踏まえた上でこの動画は○○県の○○市なので滝と魚を軸にとっています。
というように説明することが出来れば撮影する上で急に全然ジャンルが違うようなものを撮らなくて済むと思います。
次に、ターゲットを決めます。
その動画をどんな人に見てほしいのかを決めます。
ターゲットを絞ると動画の掲載先がわかってきます。
対象が高齢者なのにTikTokだけに投稿してもなかなか見てもらえませんよね。
次に視聴者にどんなリアクションをしてほしいかオフラインとオンラインでイメージします。
この動画を見た人にシェアしてほしいのかこの動画を見ている人に○○の観光地に来てほしいのか。
こういうものを考えていきます。
動画をシェアしてもらうにはどのようにしたらよいでしょうか。
例えば、この○○観光地の動画をシェアしてくれた旅行客の皆様は○○のコーヒーが一杯無料です。
と、いったようにアクションをしてもらう施策も考えていきましょう。
ここまでがまとまったら見る人を考えながら、実写なのかアニメーションなのかという描写について考えていきます。
最後に、この動画を見ている人にどんな雰囲気を伝えたいのかを考えます。
かっこいい雰囲気を伝えたいのであればBGMを洋楽にします。
と言ったようにBGMのテーマもここで決めることが出来ます。
この様にコンセプトを考えていくと撮影する時にぶれたりしないので一貫性のある素晴らしい動画ができること間違いないです。
ここまでをまとめると、動画に意味合いを持たせるにはカメラワークはもちろんですが、その動画のコンセプトを説明できなければいけません。
説明するには、動画を一言で表せるくらいシンプルにコンセプトを決めてターゲットを絞りターゲットに何をしてほしいかを考えます。
そのための描写選択や伝えたい感情を出せるようなBGMも設定しましょう。
こうすることで、依頼された場合に目線や認識のずれがなくなります。
そして、相手にこの動画を上げることでこういうメリットがあるという風に答えることが出来ます。
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