冬ごもり

頭の中を流れる旋律
口をついて出かけたが
喉の奥で立ち止まる

息の流れは堰き止められて
音になれずに
立ち消える

人との会話もままならぬ
独り言さえ行き止まり
咳止まらずに
この身が軋む

行く先失くした言の葉は
私のからだを巡ってる

道に迷った童の様に
同じところをぐるぐると
宛を失くして彷徨うの

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