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人生もっと楽しんでいいんだ!と思った話

「それで人生楽しい?」

これは実際に私が友人に言われた言葉。
この言葉を言われたのは中学生のときでした。

子供ゆえのストレートな表現だったわけですが、
今でも私に考えさせる響きがこもっています。

遊び心のなかった学生時代。
これを言われたとき、図星に感じて正直悔しかったのです。

確かに勉強に部活に一生懸命で心に余裕がありませんでした。

ただ、当時の私は勉強を頑張っているんだから、なぜダメ出しをされなければいけないのかとも感じていました。


むしろ、「みんなこそもっと勉強しなよ」とさえ…。

ただ、「それで人生楽しい?」というこの言葉。
最近になって改めて考えるようになりました。


***

読んでくださっている方の中にも”髪を振り乱して頑張った瞬間”というのを持っている人がいると思います。

私にとっては就職活動でそこに向けて駆け抜けた大学生活も私にはかけがえのないもの。

その経験をしているからこそわかるのは、夢に向けて全力の人は生き生きとしていて、実際に自分も楽しいということ。

受験や就活、試合、お稽古の発表会に向けた準備。
様々な状況があると思います。

ただ気がついたのは、
必死で余裕がないのと夢に向かって全力なのは少し感覚が違うのかもしれない。
ということ。

中学生の当時はいい高校に行っていい大学に行くことに肩肘張っていました。
と今ならわかります。

将来の夢が決まっていた当時の私は焦っていました。
その夢を叶えるためには、止まっていられない。
と考えていて力を抜くということを知らなかったのです。

だから夢に全力というよりは必死で心の余裕はなく焦っていたのでした。

そんな私にとって、そこそこの力でなんとなくやっている人が羨ましかったのです。
やる気がない人が許せず、何度もイライラしたりもしました。

そんな真面目と言えば聞こえはいいけれど、
堅苦しくて、曲がったことが嫌いで押し付けるような融通の効かない性格だったのでした。
(我ながらウザいなあ。)

そんな私ですが、現在では少し変わったと思います。

というのも、これまで色々な失敗をしました。
結局受験は第一志望には行けず、目標を見失ったりもしてその中で考えが変わっていた部分があります。

親に言われた「正しいことだけが正しいわけじゃないよね」という言葉に救われたりしながら、なんとか新しい目標を見つけてみたり、頑張ってきました。

だから、現在は比較的肩の力を抜いて楽しめているように思います。

もちろんやるときはやる、必要なこと大切なことはきちんとこなしつつ、力の抜きどころを常に模索している感じ。
ずっと力が入っていたら疲れちゃうからね。

夢とか目標は達成するために頑張るものだけど、その目標のために今を見失うことは本末転倒だと学んだのです。

さて、社会人になり今では会社員として私も働いているわけですが、仲間の中には力が入りっぱなしの人もいます。

仕事に関して、例え同じような立場でも見方が違っていることがあって、
それはそれで面白く感じますが、
どうしても必要以上にイライラしているように思う人もいます。

後輩ができないことがあるのは当たり前で、成長度合いも人によって違う。

もちろん、怠けている人、学生気分が抜けていないような人に関しては心配な部分もあります。


ただ、そんな後輩と怖い顔をして仕事をしている同僚を見たとき、ふと冒頭の言葉を思い出したのです。

「人生楽しい?」

このとき、初めて友人の言った言葉の意味を知りました。

当時の私は、自分の中に焦りがあって周りが見えていないだけじゃなく、イライラを押し付けていたのです。

そんな私の顔は般若のような怖い顔

もしくは

死んだ魚のような生気のない顔だったのかもしれない。


どちらにしてもゾッとしました。
なぜなら、申し訳ないけど、その同僚の顔がそういった顔つきだったから。

「生き方は顔に出る」

とは本当です。
怖いくらいに、積み重なった感情や考えが筋肉のクセになり、シワになり、最終的に顔の歪みになります。

その歪みは染み付いてからでは直せない。

今から日頃の感情の動きを気をつけていかないと…
と感じると同時に自分もできているか…
反省しました。

確かに仕事にも勉強にも必死になる瞬間はいくらでもあります。
イライラすることも焦ることも。

だけど、どこまで他人を巻き込むかはその人の要領と感情のキャパシティと性格が影響しているように思います。


だからこそコントロールしなければいけないと思うようになりました。

自分の感情を押し付けていては、魅力的な人とは遠い。

自分磨きをしていくなかで、改めてそんな他人との関わり方を学んだ出来事でした。

「人生楽しんだもの勝ち」

という言葉、中学生くらいの私には、適当にやり過ごしているような、真剣に取り組まず、怠けているような印象さえあって、あまり好きではありませんでした。

けれど、今なら思います。

「もっと人生楽しんでいいんだよ。」

真剣に取り組むことと、人生を楽しむことはどちらも両立できる。

他人との関わり方や育成の立場、仕事の取り組み方、日々の生活の中で、冒頭の言葉は今では私を立ち止まらせてくれる大切な言葉になっています。

怠けているんじゃない。
もっと肩の力を抜いてもいいんだと心から思えたのです。

Take it easy.

そんな気持ちで楽しむことを大切にしよう。

そんな一日を今日も。


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