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S21 896位 怪異チョッキ"黒"バドレックス

<構築経緯>
初めはチョッキコライドンやチョッキor拘りミライドン、襷黒馬、スカーフホウオウなど色々使っていたが、パワーが高いだけでなんとなく勝てたり負けたりしていてパッとしなかった。そのうち何を血迷ったのか黒馬にチョッキ持たせたら面白いのではと感じて組み始めた。
チョッキ=特殊を誘いたいのでキラフロルを採用、並びで誤認を誘えるカイリュー、襷枠最強のパオ、相手のパオジアンが重いためハッサム、ラストは全然決まらなかったのでテロができるブリジュラスにして完成とした。


<個別解説>


黒バド@突撃チョッキ 草テラス
179(28)-x-101(4)-206(164)-128(60)-222(252+)
HD-テラス時、臆病バドのビットほぼ2耐え
アスビ サイコショック ギガドレ バークアウト

異端とつげきチョッキ黒バドレックス
強みはバドのビット2耐えにより、同速に連続で負けても勝つことができる。ミライドンにも若干強くなる。草テラスの理由はギガドレインの威力増幅、水ラオスのスカーフ水流、ミライドン、カイオーガ、地震耐性を意識した。
バークアウト採用によって、型の不明なバド対面での安定択にもなったり、その他特殊との撃ち合いでギガドレと合わせて競り勝つことができる。

弱みは大量にある、というか弱みの方が多く
物理に対しては実質持ち物無し
弱点技を耐えるためにはテラスタルが必須
能動的に積めないため崩しができない
悪タイプに基本的にやることがない
など伝説をいかに押し付けるかのルールにおいて選出率が安定しない。cを若干削った弊害も致命的であり、h振りキラフロルが乱数になったり、252振りなら落とせてたよねという場面が数多く見られた。

なんでこんなの使ってんだと思いながらずっと潜っていたが、3桁チャレンジにて相手のラス1テラパゴスにメテビロックカットを許してしまい、HP4割C+1,S+2の最強テラパゴスが誕生、倒すのに2発必要な場面で、普通なら上からテラクラ×2で倒されてしまうがバークアウトを挟むことで+1テラクラと±0テラクラを耐えきり見事勝利、最後の最後にチョッキを持っていたおかげで勝ち切ることができ涙を流した。
他にも少し削れてるのにバドの+1ビットを余裕を持って耐えたり、あれやこれやを耐えたりして活躍してくれる場面はそれなりにありました。

チョッキ持たせるならラムオボン襷、お札や達人の帯とかの方が10倍強いので使わない方がいいです。
ポケモンHOME見たら採用率0.7%もあってびっくりしました。使うなよこんなもんって思います。



キラフロル@レッドカード 霊テラス
159(4)-x-110-200(252)-101-138(252)
C-メテオビームで無振りカミ確定
S-ホウオウを抜きたい
メテオビーム パワージェム ヘドロウェーブ 大地の力

バドフロルカイリューの並びを偽装したくて採用。
襷やレッカ型はイマイチ使いこなせない上、そもそも毒菱を撒きたいと思ってないため崩しの要因となれるメテビ型で採用した。
メテビヘドロウェーブは確定で、ブリキョジドオーダイナあたりを殴れる大地の力と、ビームを打った時や隠して起きたい時に一致岩技としてパワージェムを採用した。ディンルーを削るエナボ採用もあり。
仮想敵は受けループなのでホウオウを抜けるようにSに振り切り、ちきゅうなげしか無いラッキーを詰ませるために霊テラスとした。また、白バドにも投げ初手メテビで破壊することも1度あった。
ホウオウ受けループには当たらなかったが受け寄りの構築に選出し活躍してくれた。それだけではなく、Sに大きく振っている副産物として、環境に遅いオーガポンやカイリュー等が多くいたので思わぬところから大打撃を与える活躍をしてくれ、受けル以外に出さない予定だったのにそこそこ選出した。見せポケのつもりだったがこのポケモン無しでは勝てなかった。

カイリュー@食べ残し 地面テラス
195(228)-198(204+)-121(44)-x-121(4)-104(28)
A-11n
S-2舞でツツミ抜き
神速 地震 竜の舞 羽休め

S18  2位の型のカイリューを採用させていただいた。ミライドン軸に初手出しし、地面テラス地震でアドバンテージを取りに行く。交代やテラスをよくされたが、テラス地震の威力が高くハッサム程度なら後出しを許さないパワーが出る。
食べ残しにより積みの補助やアクジェ真空波あたりではマルスケが剥がれないのが良かった。
カイリューなので雑に出しても強かったが、1舞程度では誰も抜けている気がしないうえ、2舞でもスカーフイーユイに抜かれてしまうためもう少しSに回しても良かった。また、ノーマルテラスではないため神速の火力にはあまり期待ができなかった。
余談だが、21回目のシーズンにして、SVの王カイリューと初めてまともに使用した。かつてディンカイサーフで10連敗して以来使ってなかったが、ようやく和解できた。


ハッサム@ゴツゴツメット 悪テラス
177(252)-166(4+)-152(252)-100-85
HB-ほぼ特化
HD-バドのアスビ耐え
A-火力が少しでも欲しいためいじっぱり
バレットパンチ 叩き落とす 蜻蛉返り 剣の舞

パオジアンやザシアンを重く見て採用。パオジアンがとにかく重たいので必然的に積極的に出していった。対ザシアンはバレパンだけではダメージが足りず、地面テラバが接触してくれなかったり、剣舞+ステラインファで倒されたりと安定しているとは言えなかったが、草分けを押させる暇は無かったり技や展開次第ではすんなり倒せることもあったので、毎回臆さず出した。
悪テラスにすることで削られたり嘶いていても黒バドのアスビを耐えるが、緊急回避用のテラスな上1度しか使った記憶がないので再考の余地があるかも。


パオジアン@気合の襷 地面テラス
155-172(252)-101(4)-x-85-205(252+)
つららおとし 不意打ち テラバースト 絶対零度

絶対零度!絶対零度!絶対零度!
ディンルー牽制かつ、ミライドンをボルチェンで逃がさない、テラス読みorテラスしたコライや毒鋼炎にテラバを打とうという意図で採用した。
バドフロルのおかげか、ヘイラッシャの被選出率が高くなかったので動きやすかった。
もちろんそれも多くやったしつらら不意の押し付けもたくさんやった。でも絶対零度を押した記憶しかない。というのも、ありえないほど当てまくり、何回押したかわからないが誇張抜きで7割は当てた。
犯罪者です。順位の価値が一切無いと言われても言い返せません。



ブリジュラス@イバンの実 鋼テラス 頑丈
165-x-150-194(252+)-85-94(-)  れいせい
竜の波動 徹底光線 電磁波 メタルバースト

初手に出てきたイーユイやコライやその他有象無象にメタルバーストをし、裏に電磁波や撤退光線を叩き込む。徹底光線はコライのニトチャスケショを不発にし加速させないようにできる。
一般的なイバンブリジュラスだが、異様なのは努力値である。元々はSや耐久に振っていたが、イバン圏内に入れるため耐久はいらない、さらにはランドの下からメタバをするためにSにも振らないどころか加工補正をかけた。
黒バドはほぼアスビしてこないので注意が必要。
ハマればほぼイージーウィンまで持っていけるが透かされると即負けレベルでちょっとピーキーだった。

<選出>
選出はこの伝説や並びにはこれというのを大きく決めない人間なので、バドにフロルから入らないなどは軽く決めていたが、相手を見て毎回1から決めていた。

<重いポケモン>
ノマテラカイリュー
スカーフカイオーガ
ホウオウ 
ルギア
ステルスロック(襷、頑丈、マルスケが死ぬ)

<最後に>
毎シーズン3桁目標で毎月プレイしていますが、中々うまくいかなかった上、レギュGラストのシーズンだったのでどうにか3桁、シーズン8振りの順位を取ることができてとても嬉しいです。その時は原種ガチグマにチョッキを持たせていたので、強いポケモンに変な(採用率の低い)持ち物を持たせると勝てるのかもしれません。