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2014「国立奥多摩美術館 ~13日間のプレミアムな漂流~」ごあいさつ


「国立奥多摩美術館 ~13日間のプレミアムな漂流~」

●会期:2014年
○9月13・14・15日 20・21日 27・28日
○10月4・5・6日 11・12・13日
(12:00~20:00)
●場所:〒198-0171 東京都青梅市二俣尾5-157
●観覧料:500円
●参加作家:赤石隆明・牛島達治・小鷹拓郎・こようちひろ・Colliu・関野吉晴・武田龍・永畑智大・二十二会・松尾勘太・山本篤・和田昌宏


ごあいさつ:

このたび、「国立奥多摩美術館 ~13日間のプレミアムな漂流~」を開催いたします。2012年開館しました本美術館も、2年という歳月。雨風に耐え、そして今年の大雪。あと1日降り続いていたらつぶれていたのではないかという自然の猛威に脅え、更なる進化をとげてこのたびの展覧会開催に至りました。今回は「13日間のプレミアムな漂流」。道が整備しつくされ、いたるところに解説や注釈があふれ、自分の意志を超えたところで全てが調合されている現代。自分の意志を超えた大きな力によって流され、漂うという意味においては、過酷な漂流の真っただ中にあるのではないでしょうか。私はそんな状況の中で、嬉々とし悠々と舵をきる人たちを知っています。今この世界を一緒に生き、漂う13人の作家たち。今私が考えうる最高の作家たちによって本展覧会を開催するにいたれた事を心から嬉しく思います。都心からは約1時間半と遠い山中「国立奥多摩美術館」ですが、この機会にぜひ足をお運びいただき、各作家・作品に直接ふれていただきたいです。そして皆さまの日々の生活の中で漠然と感じている、言葉にならない「何か」に向かい合う瞬間になりましたら、私のこの上ない喜びです。13日間という短い期間ではございますが、心より皆さまのご来場をお待ち申し上げております。(佐塚真啓 / 国立奥多摩美術館館長)

 

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