キュウ

美味しいもののこと

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所有と個人と

私はいつだって、私のものだ。 いつもそう思っている。誰かの所有物になるようなつもりはない。子供の時は親の、恋愛をすれば彼の、結婚すれば夫の、というように『人のもの』として見られてしまう。 女性はいつも所有者の名前で束ねられてしまう。『わたしを束ねないで』新川和江の詩で語られるように、私は束ねられたくない。 私はいつだって私のもの。自由に羽ばたき、広がり、どこにだっていける。 どこにだっていけるのだ、自分が行きたいと思いさえすれば。私を束ねているのは、他人だけではなく、

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