【遊戯王】じゃんけんの神様(YCSJ TOKYO2023対戦記)
こんにちは。山形で遊戯王をしています、satsuimoと申します。今回運良く東京大会に当選したので、人生2回目のYCSJに遠征することになりました。
前回参加したときは、十ウン年ぶりに遊戯王に復帰した直後でしたが、プレイの弱さを補える後攻最強デッキ、ヌメロンで臨んで、4-2という結果を残すことができました。
今回のデッキ選択もかなり迷いましたが、自分が今期使い続けていたピュアリィが、環境的にも立ち位置が良いと思ったので、対応力が高い勇者型を採用して構築しました。
1.斬機 後○
25分前に着座して対面の方と談笑。前回と言い今回と言い、初戦の対面の方が気さくで本当にありがたい。環境テーマや最近の強化の話などで盛り上がる。
お相手の方が「去年のYCSJのメモパッド持ってきたんですよ〜」って言いながら今回のよりも一回り大きいメモパッドを取り出したときに不覚にも爆笑してしまった。経費削られとる。
じゃんけんに負けて後攻スタート
ハンド:
ピュ、デリシャス、G、G、G
ポーカーやってるわけじゃないんだが???
お相手「サーキュラー発動で」
私「チェーンGで!(頼む!)」
お相手「……はい、通ります」
私(耐えた……)
対面の方はある程度展開するも、Gで引いた誘発をしっかり当てて、発動できない超階乗セット1枚でターンが返ってくる。
返しのターン、こちらの展開はダダ通り。打点を確認しながらエクスピュアリィハピネスを立てたところで事件が起こる。
お相手「ニビルで」
俺が一番浅いよ……
その後、マイフレンドの回収、ハンドのピュアリィープを切ってエクスピュアリィハピネスを戻し、もう一度7素材2デリシャスエクスピュアリィハピネスを立て直して勝ち。こっから勝てるピュアリィバケモンやろ……
試合後に対面の方とtwitter交換。こういう交流がとてもありがたいわね。
2.銀河龍 先○
2戦目の方も穏やかそうな方で、短い時間で雑談。カードへの愛が伝わってくる。
じゃんけんに負けたものの、対面の方は後攻を選択。ヌメロンが頭をよぎる。
三戦を引いていたのでメインに入ってから旅路→スリーピィの順で発動。お相手チェーンG。文字の赤いGだったため2度見する。
妥協展開でエピュアリィノアールを立てたところで、その後の方針を立てるため、三戦でピーピングハンデス。
お相手のハンド:
知らないカード、知らないカード、知らないカード、知らないカード、知らないカード
なるほど分からん……
テキストをゆっくり読ませてくれた対面の方の懐が深すぎた。初動っぽい効果のモンスターがいたので、それを戻してターン終了。
スタンバイ、スリーピィの効果でドロー。クロウを引く。ピュアリィープからエクスピュアリィノアールを立ててもう1ドロー。ドロール。引き強すぎんか……。
お相手の方のドローは増援。処理後にドロール。そのままターン終了。こちらのターンに削りきれなかったものの、勇者ギミックやクロウが十分妨害の役割を果たして勝ち。
すべてのカードが最高のレアリティだったのでお声掛けしたところ、一番好きなデッキなのでレアリティにはこだわっていますとの事。カッコ良すぎる……。
3.斬機 後✕
またもじゃんけんで後攻スタート。今日じゃんけん0-3じゃん……と思った直後、前回のYCSJ(じゃんけん0-6)から続けてじゃんけん0-9ということに気付いて絶望する。確率仕事してる?
相手はうらら通常召喚からスタート。チャンスか?と思ったものの、こちらはまさかの誘発0。さすがにキチィ……。ハンドには初動十分、三戦の才もあったので、ワンチャンを託す。お相手は順調に展開し、打点5500のネオテンペスト+バック2枚でターン終了。
こちらの後攻1ターン目、トップドローは魂のクロウ。耐えたか!?!?!?と思ったものの、超階乗に意気揚々とクロウを打ったらもう一枚のバックが墓穴でした。悲しい……
勇者ギミックで妨害を踏み、ピュアリィから展開するも、リリィも止められ、最後の頼みで、勇者トークンとリリィからダルク。相手の墓地の闇の融合モンスターを引っ張って、アザレアに繋げようとしたところ、正規召喚されていないので釣り上げ不可でした……
俺が一番浅ぇよ……
最後までガメていた三戦を、ダイヤを混ぜたダランベルシアンに止められて負け。相手の方が上手かった。
4.聖天六花 後○
じゃんけんに負けて後攻。これでじゃんけん0-10。私なにか悪いことしましたか!?
お相手は予想GUYスタート。特殊召喚されたのはゲニウス・ロキ。普段から六花を使っていた私は、あまりに興奮して声をかけてしまう
私「もしかして聖天六花ですか!?!?」
お相手「あ……はい、そうです(困惑)」
答える必要のない質問なのにすみません……。
ツインの効果に合わせて、リソースになるゲニウス・ロキをクロウで除外。その後、ジャスミンが出たところで、六花に触られるとしらひめが厄介なので、ニビルを早打ち。これがクリティカルで、そのままターン終了。
こちらは初動十分で、ドロールを打たれるも、ケアした動き出しだったので(新規でドロール耐性ついたピュアリィ偉すぎ……)、無理せず4素材ノアールでターン終了。
相手はリソースを吐ききってしまっていて、そのまま動けずにこちらの勝ち。
まさか普段から六花を触っていたことが勝ちに直結するとは思わず、ぼたもちぼたもち。
今まで純六花しか使ってこなかったので、サンアバロン入りの構築はとても参考になりました。試合後少しお話したところ、六花が初めて組んだテーマなので、やれることを見せたいと六花を選んだとのこと。
カッコ良すぎるだろ……。
六花使いに出会えて嬉しかった。
5.神碑 後―(両者敗北)
じゃんけんに負けて後攻。俺にも先攻展開させてくれよ!!!!!!!!!!
相手は発禁令スタートでドロール宣言。以前、日本選手権で超重に同じことをされたので、はじめに超重が思い浮かぶ。
そして私の手札にはドロール。なんでクリティカルやねん!!!構築段階で1枚減らしたのに!!!嘘ごめん。ここまでめっちゃ助けられた。好き好き大好き超愛してる。
そう。たまたま先攻で強カードを引いて、たまたまクリティカルになってしまっただけじゃないか。勝負は時の運。先攻でも後攻でもチャンスは平等に訪れるんだ!
お相手はテラフォ発動。
お相手「神碑の泉を加えます」
……ルーン、てめぇはダメだ。
試合前の雑談ではすごく爽やかな印象の方だったので油断した……神碑かい……(偏見)
こちらのハンドの誘発が刺さりづらく、ドロールは止められ、うさぎは身代わりで耐えられ、クロウは打ちどころが難しく、そもそも刺さりがそんなに強くない。初ターンから厳しい現実を突きつけられる。
いや、勝負を悲観するなsatsuimo!対応力の高い勇者ギミックを入れたのは何のためだ?そう、神碑のようなデッキに当たったときに解決策を用意しておくためだ!勝負はまだ始まったばかりだろう?見せてやろうぜ!俺たちの強さを!!!
俺のターン!ドロー!
水遣い「奇跡見せたるで」
キタ!!!!!
これで神碑の泉を……
お相手「あ、すみません、穂先の除外を忘れていました……」
私(なんやて!?!?!?!?)
私「すみません、私も気づかず……」
しかしこちらのドローは待望の勇者ギミック。これを除外するわけにはいかない……
私「……ジャッジ呼びますか」
ジャッジの方に来ていただき、ドローは戻さずに、今の状態からデッキトップを1枚除外することに。
耐えたッ……!
私「ではこの状態から1枚除外します」
ペラッ
アラメシアの儀「すまんな……」
……最も除外されてはいけない一枚をここで引き当てるかね??????????
その後はこちらがずっと受けに回る劣勢で進行。ただ、簡単に土俵を割るわけにはいかないので、場にカードを出さず、除去の対象を不在にして粘る。相手も決定打に至らず、そのままジリジリと時間が過ぎる。
ようやくこちらもリソースが整い、手札にハッピーを抱えて破壊をケアして攻めかかったところで無情にも時間制限。お互いベストを尽くして残念ながら両者敗北となりました。
自分が今期使ってきたピュアリィの集大成と思って臨んだ今回のYCSJ。デッキ選択は間違っていなかったし、構築も納得していて、負けた試合も手応えがありました。プレミもずいぶん減った。すごく充実した大会になったと思います。
何より、対面の方がみなさん良い人で、勝負していて本当に楽しかったです。
対戦してくださった方、運営スタッフのみなさま、構築の相談に乗ってくれたぜろまるさん、そして一緒に行ってくれた145さん、ヒポポさん、猫丸さん、ありがとうございました!前日の観光含め楽しかった!!!
ただし、じゃんけんを司る神、
お前だけは、いったん表出よう。
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