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認知症 第16話(カメラが無い)
母親の葬儀に出席した父親はカメラを持ち歩いて場内を撮影していた。
自宅に帰ってきてカメラが無い事に気づき、同席していたAさんに預けたはずだと言い出し、Aさんはすぐ返したと。
じゃあBさんかも知れないと、Bさんは預かってないと。
また葬儀会場に電話して、会場内や移動したマイクロバスの中まで調べてもらったが見つからない。
記憶が弱くなっているのに自分が正しいと思っているので、相手に失礼な上に迷惑な話である。
そして翌日、自ら火葬場へ自転車で探しに行き、3度目の行方不明になったのである。
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