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広がる波紋、良い流れになりますように。

里山の暮らしを軸に、みんなの居場所をつくりたいイシカワです。

今日はオルタナティブスクール設立に関してぜひ聞いて頂きたい(笑)



今でこそオルタナティブスクール設立も目指して活動中と公言していますが、ちょっと前までは、これは自分の役目ではないと思っていました。
別に教師の資格があるわけでもないし、もっと他に適した人材や若い逸材がいるだろうから、自分が関わる分野ではないというか、お呼びでない(昭和^^)と思ってました。

ところが本当に不思議なことに、関わらざるを得ない状況に、ある意味追い込まれておりまして・・・
追い込まれるというのは、誰かから作為的にとかそういう意味ではなく、ある意味運命的にというか、目に見えない「流れ」に巻き込まれているように感じるのです。

5月、次女が通うオルタナティブスクールで課外活動の際に大きな事故があり、彼女が大怪我を負いました。2か月の運動禁止で自宅療養中ではありますが、順調に回復しています。

事故が起こってしまったこと自体は仕方ないと思っていますが、事故後の学校側のあまりに杜撰な対応に不信感が募り、これ以上子どもを行かせられないと夫婦で考えるようになりました。

実は私たち家族は、過去に長女の難病を理由に、2回ほどいわゆる公教育の一般的な学校から入校を拒否された経験があります。詳しくは書きませんが、難病とはいえ長女のケースは日常生活や学校での活動にほぼ支障なく、免疫抑制剤を服用しているので感染症が流行した際、場合によって学校を休ませて欲しいというようなお願いをする程度でした。
他の健康なお子さんよりは気を遣うかもしれませんが、入学を拒否されるほどの事ではないと思いますし、主治医もその話を聞いて直接学校に特別な配慮がほぼ必要ない旨の電話をしてくれたこともありました。
でも結局折り合いつかず、入学できなかったことが過去に2度も。

今までお世話になった、ほとんどの学校の先生は、真面目でできる限り子どもに寄り添ってくれる方ばかりでしたが、この過去2回の出来事で私たち家族はすっかり現在の公教育に不信感を抱くようになり、学習性無力感を植え付けられて「期待しない」という選択を取らざるをえないという現状。

次女本人も、長女の体験を通じてそれを感じているようで、中学入学に際し、本人の意志でオルタナティブスクールを選択し、長崎県に移住してきたのでした。

そんな彼女がオルタナティブスクールを辞めざるをえなくなり、公教育以外の学びの場を選択したいと考えたときに、あまりの選択肢の無さに驚きました。幸いにも、今月からあるフリースクールに通えることになり、自宅で一人きりで過ごさなくてはいけないという事態を回避でき、親としてはホッとしています。

そうこうしているうちに、私たち親子の現状を知って、いろんな人たちが話を聞きたいと集まってくるようになったのです。
この流れも本当に不思議で。

同じようにオルタナティブスクールを辞めざるを得なかった親子、自分も教師でありながら公教育に疑問を抱き、オルタナティブスクールを運営したいと考えている母親、子どもたちのために何かできないかと様々な活動をされている大人たちなど、噂をききつけて様々なジャンルの人が会いにきてくれるのです。

目には見えない、公教育以外の学びの場をつくる「流れ」を感じずにはいられない日々。

事故に遭ってからの一連の流れは、いろんな意味で衝撃的ではありましたが今は感謝しています。後は私が覚悟を決めて、人生の残りの時間を使うと決めればよいのだなと思うように。

あまり気負いし過ぎず、楽しみながら、波紋のように自然と広がる流れに身を任せたいと思います♪
トップ画像は、自宅療養中の次女が撮影した家のすぐ傍の川面。

より多くの人にとって、良い波紋となりますように。








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