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【第2回】Astar Network(旧Plasm Network)ことはじめ【日本発パブリックブロックチェーン/ASTA(PLM)/SDN】

1.目的(Astar Network(旧Plasm Network)/PLMの強みを考察する)

 Astar Network(旧Plasm Network)は日本の株式会社Stake Technologies㈱(公式HP:https://stake.co.jp/)が独自に作成した国産のパブリックブロックチェーンです。第1回にてAstar Network(旧Plasm Network)/ASTAの概要について調査を行いました。世界に星の数ほどあるブロックチェーンプロジェクトの中で、「何故」Astar Networkを追っていくのか?というところで、今回は、私なりにAstar Network強みについて独自性のある特徴を考察してみました。

2.方法(ホームページ、ホワイトペーパー)(昔のリンク先です。)

 以下のサイトおよびホワイトペーパーを参考しております。
・Stake Technologies公式HP(https://stake.co.jp/)
・Plasm Network公式HP(https://www.plasmnet.io/)
・Plasm Networkコミュニティ(https://docs.plasmnet.io/v/japanese-v1.0.4/)
・Plasm Networkホワイトペーパー(https://github.com/PlasmNetwork/plasmdocs/blob/master/wp/jp.pdf)

3.調査結果/考察(佐藤の一言コメントもあり)

 Astar Networkの強み

 世界中には星の数ほどの暗号資産プロジェクトがあります。その中で世界の第一線で戦っていくためには、武器となる強みが必要となるでしょう。本節では、数多くあるAstar Networkの強みの中で、私の考える独自性の高いものを紹介していきます。

 強み①アプリケーション開発者を優遇するシステム「Dapps reward」「Operator Trading」 (独自性★★★)

 私は、これが最大の特徴だと考えています。基本的にスマートコントラクトは利用者だけでなく、開発者や管理者がコストを払います。ETHでいえばガス代というやつですね。しかし、Astar Networkはスマートコントラクトの開発者または管理者に継続的に報酬を与えられる仕組み「Dapps reward」をもっています。さらに相乗効果の期待できるDappsの管理者を資産として移転できるシステムとして「Operator Trading」というものがあります。報酬を継続的にたくさん稼ぐコントラクトに価値がついていくということになるでしょう。以上のように、スマートコントラクトのコストがアプリケーション開発者の負担にならない環境を用意することで、開発者が集まり、ネットワーク効果は大きく価値を高めていくとい予想できます。

 強み②ロックドロップによるトークン配布率65% & プライベートセール10% (独自性★★☆)

 まず、65%トークン配布についてですが、ロックドロップ(パラチェーンオークション含む)によって行われると予想されます。ロックドロップは指定された通貨を一定の期間期間ロックすることで、ロックの際に発生する機会損失分のトークンを得られる仕組みになります。当然、一定の期間が経過すると通貨のロックは解除され、元の保有者に戻ってきます。つまり、機会損失分を考慮しないのであればASTAトークンは金銭的な購入での配布以外が65%を占めているということになります。
 次に、プライベートセールの10%部分についてです。プライベートセールはVC等向けに行われることが予想されますが、10%という割合は非常に低いです。個人の投資家はロックドロップにて低コスト&低リスクでASTAを取得できることを踏まえるとこの比率はAstar Networkの強みであると言ってよいでしょう。

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図PlasmNetworkトークンの分配率(参照先:https://forum.plasmnet.io/t/plasm-network-token-allocation/472)

 強み③Polkadotに接続することでセキュリティを享受できる (独自性★☆☆)

  私は、ロックチェーンの価値の中でセキュリティ性は大きなウェイトを占めると考えています(簡単に改ざんできるネットワークに価値はないですからね)。Polkadotは接続されたネットワークに自身のセキュリティを共有してくれます。そして、Plasm Networkは将来的にパラチェーンとしてPolkadotに接続される予定です。後発のネットワークでありながら、高いセキュリティ性を最初から保持しているのは大きな強みになるでしょう。

4.まとめ

 第2回は個人的に考えている、Astar Networkの独自性の高い強みをまとめてみました。今回挙げさせていただいた強みを簡単にまとめると、Astar Networkはアプリケーション開発者やコミュニティに対して飛びぬけて有利なパブリックブロックチェーンであり、後発でありながらDOTのパラチェーンとなることで高いセキュリティを持っている、ということが言えると思います。

以上/さとわん(佐藤@仮想通貨)
Twitter:https://twitter.com/Kasumi_Sato_JP

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