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接続詞のas 文章編-基本

接続詞のasには、以下の5つの訳があります。

as SV「~ので/とき/ように/つれて/けれども」

基本的には、文脈で判断しますが、おおむね以下のようなパターンがありそうです。

1) as S+状態動詞「~ので」
2) as S+動作動詞「~とき/しながら」
3) as S+反復表現[省略/代動詞」「~ように」
    as S+願望・思考・発言の動詞
4) as S+増減・比較級「~つれて」
5) ~ as SV「~けれども」
1) As it was snowing, I stayed home.
「雪が降っていたので、私は家にいた」

1) 状態動詞を伴う時には、「~ので」の訳になります。


2) The phone rang as I was going out.
「外出しようとするときに電話が鳴った」

2) 動作動詞の時には、「~とき」といった訳になります。このasは二つの出来事がほぼ同時に起こることを表すので、場合によっては「~と同時に」といったイメージにもなります。


3) She was dressed in red as usual.
「いつものように彼女は赤い服を着ていた」
    You can sing as you like.
「好きなように歌っていいよ」

as usualには省略があり、もともとはas she was usually dressedという言い方だったのが、she was dressedが(前にも使われているので)省略され、さらにusuallyがusualとなった形です。いずれにせよ、as以下のSVがなくって省略だと思ったら、「~ように」と考えればいいでしょう。

as you likeにはlikeという願望を表す動詞が使われています。他にも、wish, think, know, sayなど思考や発言などを表す動詞が用いられる時には、「~ように」になるとすればいいでしょう。


4) We become wiser as we grow older.
「年を取るにつれ賢くなる」

as we grow olderでは、olderという比較級が使用されています。その場合には、「~つれて」となります。


5) Strange as it may seem, there was no one in the room.
「奇妙に思われるかもしれないが、部屋には誰もいなかった」

本来ならば、it may seem strangeとなるところを、strangeがasの前に「倒置」されています。その場合には、「~けれども」という譲歩の意味になります。譲歩の意味では、よくmayという助動詞が用いられます。

Asはいろいろなところで用いられ、なかなか厄介な文法テーマですね。でも重要です。「Asを知らない受験生には明日がない!」と考えて、頑張って覚えましょう(またまた昭和系ダジャレかよ☆彡)


    


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