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6月のきもの

 アンティークきものの本を読んで、鮮やかな紫色の着物が欲しくなりました。ちょうどそのときみつけたのが、紫に水色の十字が入った単衣紬。ぱっと華やかで、見るだけで楽しい気持ちになります。6月の晴れた日は単衣で軽やかに歩きたい。帯は夏物のらきものをリメイクしたらしい半幅帯。蚤の市で購入したものです。
 雨が気になる日はセオアルファのきものも良さそうです。夏きものとしても着られるので、中に麻の襦袢を着ます。白かった襦袢を緑に染めて、さわやかなお気に入りにしました。
 足元は爪皮をつけた雨下駄やカバーをつけた足元が一般的なようです。私は透明な雨カバーよりも爪皮のほうがかわいくて、雨下駄を履いていました。が、注意点がひとつ。雨に濡れた下駄の上で足がすべります。すべって転んで結局びしょぬれ、のんてことならまだいいのです。私は転ばないようにぐっと踏ん張ったため、骨折してしまいました。左足の第五中足骨骨折。いわるゆ下駄ばき骨折というものです。それ以来、不安になって雨下駄は履いていません。急がずにゆっくり歩けばいいのですけどね。
 少しの雨ならウレタン草履を履いています。それから鼻緒が雨ゴートの生地出てきている下駄。水が染み込まないので、後で拭けばいいだけ。がんがん歩けるので、雨の日もへいちゃら。秋ならブーツを履くのでながぐつもいいのですが、そんなにひどい雨の日は洋服を選びがち。
 雨の日でも好きなきものを着れたらいいな。

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