北へ、桜前線2022 Vol. 4 甲斐国の桜 -- 周林寺のボンボリ桜に慈雲寺のイトザクラ --
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4月8日、青春18きっぷの4回目を使って甲斐国の桜。甲州市辺りは、東京からわずか2−3日遅れで桜の開花が進みます。周林寺、慈雲寺の枝垂れ桜はピークを過ぎていました。代わりに、桃の花が満開を迎え、農家は摘花にお忙しそうでした。摘花されると花の数が寂しくなるのですが。。。
旅程は、JR中央線高尾駅で甲府行きに乗り換え、まず塩山へ。周林寺、慈雲寺と桃畑を散策、その後、勝沼ぶどう郷駅で甚六桜。塩山まで東京三鷹からわずか2時間の旅行です。
甲斐国へ
特急あずさに先を譲るため、途中駅で15分程度の停車時間があります。ここ、甲斐大和もその一つ。この駅は山の中腹に位置しているのでしょう、両側はホームを覆うように染井吉野が満開でした。
満開の染井吉野の下で特急列車を待っていた普通列車、それを追い越す特急あずさを撮ってみました。
甲斐大和を出発すると次は勝沼ぶどう郷駅、旧勝沼駅、1968年までスイッチバック方式で運転されていて、その遺構に桜が植えられ公園として整備されています。甚六桜です。後で戻ってくることにして、まず、車窓を撮ってみました。乗客がいないのではなくて、車窓を撮るためにみなさんが移動したのです。
周林寺のボンボリ桜
平成25年にボンボリ桜と命名された樹齢120年の枝垂れ桜。残念ながら朝の強風で残っていた花が散ってしまったとのこと。あと2、3日早ければと少し後悔。綺麗な半円型をした樹形、地面についてしまいそうな長い枝、枝ぶりも豊かで密です。楽しみは来年以降に。
枝振りの豊かさは、枝垂れ桜の真下に入って見上げるアングルにするとよくわかります。
桜を前ボケにしてお地蔵様。
枝垂れ桜の前ボケ、後ろに見える枝垂れ桜、さらに奥にある賽銭箱と鈴の緒、ちょっと横幅が狭苦しいけど奥行きを表現したかったのですが、いかがでしょう。
慈雲寺のイトザクラ
周林寺から徒歩で慈雲寺へ。ここの枝垂れ桜は、半円形の周林寺と異なり、立ち姿は襲いかかってくるような、味わい深いものがあります。残念ながらここも見頃を過ぎていました。来年もう一回くるぞと思わずにいられません。
大鳥が羽を広げて、何かに襲い掛かる様子にも見えます。この枝垂れ桜、最盛期は凄いでしょうね。
慈雲寺にはこのイトザクラの他にも枝垂れ桜があります。種類が違うのでしょうか、これの桜は、今がちょうど見頃。枝振りも豊かです。
慈雲寺の周りに咲く菜の花も満開でした。空の青、桜のピンク、菜の花の黄色この3色をオーバー露光で優しいパステル調の写真に仕上げることにトライしました。露出条件を変え、撮影後には Adobe を使い調整しました。見たままから感じたままへ。
桃、満開。桃源郷、菜の花と青空は美味しい桃のため。
周林寺のボンボリ桜、慈雲寺のイトザクラはピークを過ぎていました。代わりに、桃の花が満開を迎え、農家は摘花にお忙しそうでしたが、桃のこといろいろ教わりました。菜の花は、桃の受粉を担うミツバチを集めるために植えてあるのだそうですね。濃いピンク色の桃の花と菜の花の黄色、青空が一堂に会するのもひとえに美味しい桃を育てる条件だったわけです。
行く先々で、存在感のある大きな一本桜を探して歩くのも楽しいです。また、その土地で根を張り歴史の一部になっている桜も好きです。例えば、小さな神社にこんもり咲く桜とか。
旧勝沼駅、スイッチバック遺構の甚六桜
塩山駅から一駅東京側に戻ると勝沼ぶどう郷駅。旧勝沼駅です。ここでは、1968年までスイッチバック方式で急勾配を登っていました。その遺構に桜が植えられ公園として整備されています。甚六桜です。駅名を書いた看板が残っていました。
甚六桜と特急あずさのコラボです。
勝沼ぶどう郷駅前の写真ですが、桜、何を添えても映えますね。神社仏閣からフードトラックまで背景にしても前に入れても本当によく合います。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
桜撮影は、関東以北に移っていきます。次は、高遠城址を狙っています。
筆が遅いので、まだレポートしていない京都の桜と新宿御苑の染井吉野の前のちょい早咲き桜をいくつかスキップしています。これらも追々レポートしていきます。
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