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つまり、佐藤の本棚。

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今まで読んできた本にまつわる「記憶」の記録です。
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2020年6月の記事一覧

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芥川龍之介「芋粥」を解説【はじめての文学入門】

「人間は、時として、充されるか充されないか、わからない欲望の為に、一生を捧げてしまふ。その愚を哂ふ者は、畢竟、人生に対する路傍の人に過ぎない。(芋粥より)」 芥川龍之介「芋粥」を「あらすじ」から、登場人物の心理考察まで、読み解いていく時のポイントを、初心者の人にもわかりやすく解説します。

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芥川龍之介「羅生門」あらすじ解説

人間の「エゴイズム」を考察した名作文学「羅生門」について解説してみました。今、この時代に再読してみると、あたらしい発見があるかと思います。 内容: 羅生門のあらすじ解説 羅生門を読み解く「ポイント」 ・わずかな時間で人は変わる ・エゴイズムとは? ・作者(芥川龍之介)の背景 他 ・解説:佐藤学長(ミヤダイ) Twitter https://twitter.com/sa_ttaka

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【文学入門】芥川龍之介「鼻」のあらすじ解説

鼻(芥川龍之介)の「あらすじ」を解説する動画を作成しました。「コンプレックス」「2つの矛盾した感情」など、今読み返してみても様々な発見と考察が可能な名作です。 ・解説:佐藤 Twitter https://twitter.com/sa_ttaka ・芥川龍之介の「鼻」は青空文庫さんで読むことができます。 https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card42.html

「本の題名」の考え方 【夏目漱石の場合】

以前、別の記事でも解説しましたが、夏目漱石作品の「題名」はシンプルで記憶にのこります。さぞ、念入りに熟考して決めるのだろう・・・と、思いきや実は「かなり適当」につけているものも少なくないようです。 今回は、個人的に気になった「2作品」を紹介してみたいと思います。 ・彼岸過迄「彼岸過迄」という題名は、その名が表す通り「彼岸過ぎまで、連載するつもりだから」が理由とのこと。内容に関係なく「執筆の日程」で決めてしまったのですね。「それって適当すぎやしませんか? ・・・いや、でも『