介護×ITというセカイ

初めてのnoteの投稿になります。
普段は文字を書いたり読んだりすることが苦手なので、マイペースで書いていきます。読みにくい・わかりにくい部分もあるかもしれないので、そこは生暖かく見守っていただけますと幸いです!
ご意見もください!

現在私は介護の世界をITの力でよりいいものにしていきたい、スタートアップでCTOとしてプロダクトのコントロール(や開発や雑用など.......)をしているのですが、介護の現場へのIT化がなかなか進んでいない。
今でもFAXメイン、メールアドレス持っていません、FAXで送ってくださいなど連絡手段がなかなか古い。

介護にどのようにITを導入していくか。。。と多くの人は考えがちだが、そうすると手段が先行して目的を見失う。多くのエンジニアがここを間違えるから現場は苦労してIT化が進まない。ここ重要。
自分は「別にIT化しなくていいところはしなくていいんじゃね?」って思うのだが。

それでも、IT化できていないことでやらなくてもいいところは多くあると思う。例えば実績報告・監査用の書類・連絡など。
主な連絡手段はFAXなのだが、今時、一通数十円かかる連絡手法ははっきり言ってコストの無駄。
しかしなぜFAXが必要なのか?それは行政が求めているからである。

行政とのやりとりでもメインはFAX。その理由の一つには「配送間違いが起きると困るから。」というよくわからない理由。
情報漏洩事故としてはメールの誤送信がよくニュースで取り上げられているだけで、FAXでも誤送信めちゃめちゃ多いのだが。
この部分、他にも実情・思うところがあるのだが、これだけで10記事くらいになりそうなので、一旦省略。

もう一つの理由としては、介護に関わる方の高齢化もあると思う。
介護保険法がスタートしたのがちょうど2000年。この頃に介護の世界に飛び込んだ方々、当時は30代,40代だった方はもはや50代、60代である。
その頃のITと現在のITはまるで違う。
当時パソコンが必須・文字ベース・1.5Mbpsの専用線が数十万円した頃から比べて、現在はスマホでもできる・画像動画ベース・1.5Mbps?は?使えなくね?みたいなセカイ。同じ20年でも全然ちがう。

自分としては大きくこの二つの要因が重なってIT化ができていないのだろうな、と思っている。
行政からは「メールだと読めない・読んでくれいないからやらない」、介護事業所からは「行政がFAXというからFAXメインにしている」のクリンチ状態でなかなか進まない。
大手からIT導入が進んでいる事例もあるが、ヘルパーの高齢化も重なってなかなか現場までは浸透していないのが現状だと思う。

長々かいてしまったが、一番忘れていけないのは「ITは手段であり目的ではない」こと。年齢からヘルパーをリタイヤされる方もいらっしゃるので改めて、この人材不足は深刻。

普段の業務をITの力でなるべくサポートして、ヘルパーが本来業務に注力できるようにサポートする、それが私の役目であり、会社の未来でもあると思っている。

道のりはまだまだ長いよね!

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