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僕がプロレスにハマるまで(2)[nWo編]

時は平成に移って世間からはすっかりプロレスブームは去り、新日本プロレスも全日本プロレスも深夜に放送枠を移していました。

その頃になるとね、僕もね、色々経験積んでますからね、日曜洋画劇場で怖い作品とか見てね、多少の流血は耐えれるようになってましたね、ええ。
そんなわけでそこから社会人になるくらいまでは、なんとなーくテレビを付けてやってたら観るという感じになり、毎週のドラゴンボールを楽しみにしてる程度に僕の生活にプロレス鑑賞が入ってきました。
なのでこの時はまだ選手のグッズを買うとか観戦しに行くとかいう発想は頭の中になかったです。

ブームが去ったとはいえ男子たるもの()はプロレスを見てナンボ!!…という教義はまったく無かったのですが、当時はまだこのくらいのスタンスでプロレスを見てる男子たるものはまぁまぁいました。
ライガー、馳、馬場、鶴田らへんですかね。

そして世紀末に差しかかる頃にプロレスで初めての衝撃に出会います。

昭和のプロレスをちゃんと見てなかった僕にとってはそれまでプロレスで大きなムーブメントをリアルタイムで経験したことがなかったのですが、遂に刻はきました、

nWoブームです。

かの有名な蝶野率いるヒール軍団で反則ばっかりする悪い奴らです。
今の新日本でいうバレットクラブが1番近いと思います。

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その頃はまだヒールというのがなんたるものかわかってなくて、普通にブラウン管の向こうに憤っていました。

「君、どの武藤?」と聞けばどの世代のプロレスファンかわかるそうですが、僕はギリギリ髪の毛がふさふさの頃の武藤です。
(使用例:グレートムタ世代、ハゲ世代、神奈月世代)
そのまさに正義のヒーローという感じの武藤がnWoに入隊したときは衝撃でした。
わかりやすくいうなら、キン肉マンで正義超人のリーダーがロビンマスクなのに、キン肉マン二世ではその息子のケビンマスクがヒール軍団で出てきた時のような衝撃です。わかりにくいですね。

そして、今では信じられませんがそのnWoのTシャツを着ている人が街中で結構歩いてたんですよ。
信じられます!?信じられませんよね!!
ああ、そんなことよりnWoのTシャツ買っときゃよかった。。。

Tシャツで思い出しましたが先日、新日本のライオンTシャツを着て地元を歩いてたらロスインゴTシャツを着てる人とすれ違いました。
すかさずロスインゴのグータッチをしようと思ったんですが、その頃はまだコロナ禍のまっただ中で濃厚接触はご法度とされており、それを察したロスインゴファンの人が「トランキーロ…」と目で合図をしてきたのでそのまますれ違いました。
言葉を介さずともハートで繋がっている…それがプロレスファン!!

<つづく>

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