サンフレッチェ広島の城福監督に対する評価

僕は広島生まれなので、サンフレッチェ広島を応援しています。育ちは芦屋と横浜だけど、サンフレッチェ広島を応援しています。

さて、ヤン・ヨンソン前監督の契約満了に伴い、昨期よりサンフレッチェ広島監督に就任した城福さんですが、彼は毀誉褒貶に富んだ人物です。FC東京でナビスコ杯を優勝後、そして解任。甲府を数シーズンに渡りj1残留させ、その次のFC東京ではシーズン途中で解任。

2018シーズンは8月まで圧倒的首位であったのに、まさかの六連敗で二位。今期は五連勝のあと五連敗……。

なんというか、メンヘラっぽい安定しないチームを作ります。攻撃の練習しかしてないはずなのに、守備的なチームが出来たりと本当に不思議です。僕は守備的なチームが嫌いではないですから、良いのですが、一部ファンからは不評ですね。

さて、僕は彼を評価しています。昨シーズンはギリギリ残留からゼロから始めるシーズンだったわけですが、見事に立て直しました。順位だけでなく、今シーズンの若手が伸びる土台を作れていた。松本泰志、森島司などの台頭は城福イズムの浸透もあると思います。また、成長著しい川辺駿は守備面での意識が昨シーズンからは見違えるほどになりました。相手の攻撃を予測し、素早く戻り、しつこくボールにチャレンジする。状況をみて周りを上がらせたり、自身があがる。

彼らは城福監督の元で広島の選手として成長しています。守備的な戦い方であったとしても、監督の評価は及第点でしょう。

監督にとって一番大切なことは成績だと思います。今期約半分を過ぎたところで、勝ち点23。目標が勝ち点40であるならば、合格点と言えます。ACL 、天皇杯、ルヴァン杯も残しています。監督の真価はこれから問われますが、現状では首を切る必要を感じません。

攻撃に関してはシーズン頭からハーフスペースの攻略を一つのキーとして観ていたことが伺えます。しかし、守備的に行きすぎて時にそれが再現性の無いものに見えることもありました。しかし、前節湘南戦ではそれが単なる選手のアイデアではなくチームのコンセプトであることがはっきり見えたように思います。

最後の部分の質、アイデア、スピードアップはまだ課題ではありますが、楽しみに待ちたいです。

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