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岡野聖史がジョジョの悪役キャラに惹かれる理由

岡野聖史です、こんにちは。


荒木飛呂彦先生原作「ジョジョの奇妙な冒険」の醍醐味は、キャラクター達の個性にあると言っても過言ではありません。


敵・味方に関係なく愛着が湧いてしまうのは、作者の荒木先生のクリエイティビティのおかげでしょう。
憎むべきラスボスでさえ、それを感じてしまう私岡野聖史です。
特に第4部「ダイヤモンドは砕けない」で出てくるラスボスの「吉良吉影」、第5部「黄金の風」のラスボス「ディアボロ」は本当に好きですし、実際人気があります。

今回は、岡野聖史がジョジョの悪役として登場する「吉良吉影」「ディアボロ」の二人の魅力に迫ります!

岡野聖史がカッコいいと思う「吉良吉影」


第4部のラスボスとして登場する吉良吉影は、殺人を好んで繰り返す最低なキャラクターですが、その生活ぶりはラスボスあるまじきものです。

吉良吉影は、女性の手を集めるという趣向を持っています。
趣向がサイコパスっぷりを強調して描いています。
小さなころからモナリザの手をみて、興奮したことがきっかだったそうです。
しかし、普段は普通のサラリーマン。
仕事ができて何不自由なく、仕事をしています。
吉良吉影はギャングのような悪の組織みたいなのにも属さずに、ただただ「静かに暮らしたい」と願っている性格です。(なのに殺人というリスキーな行動をとってしまう矛盾)

また、戦いも好まないので主人公である東方仗助とその仲間から逃げるように生活をしています。
いまだかつてないほどに、悪党というイメージからかけ離れた、ラスボスらしくないラスボスです。

岡野聖史が魅了された「ディアボロ」とは

では、ディアボロのほうはどうでしょう。
イタリアを裏で支配する「パッショーネ」という大ギャングでボスを務めるディアボロ。

イタリア全土に麻薬を流通させた大悪人です。
しかし、ディアボロもこれまた戦いを好まないラスボス。
「誰もボスの姿を見たことが無い」と言わせるほど身を隠すことに専念しています。
ですが、ディアボロの正体を探そうとした者は、組織内の人間であれ容赦なく抹殺するなど冷酷極まりない人物でもあります。

極めつけは二重人格という特殊な設定でしょう、普段は「ヴィネガー・ドッピオ」というイケメンな好青年なのです。


このヴィネガー・ドッピオは自分のことをディアボロの一番の部下だと本気で思い込んでおり、自分の内側にいるディアボロとは、電話で通話している体で、脳内で会話をします。
ディアボロから命令を預かるときは「とぅるるるるるる!」自分の口で言い、カエルだろうが吸い殻だろうが、近くにあるものを受話器として扱い始めます。
この「とぅるるるるるる!」がとんでもなく不気味です。

悪役二人の共通点について岡野聖史が調べてみた

2人のスタンドを見ていきましょう。
スタンドとは、自身の精神を具現化させたキャラクターです。
各キャラクターに個性があり、能力が異なります。
吉良吉影のスタンドは、「触れたものを爆弾に変える」という能力を持つ「キラー・クイーン」、ディアボロのスタンドは「時間を消し飛ばして、その中を自分だけが自由に動く」という能力を持つ「キング・クリムゾン」です。
ディアボロはかなりチートに近い能力。
これには主人公のジョルノ・ジョバァーナも苦しめられてしまいました。
時間を消し飛ばす能力でで、ディアボロがキング・クリムゾンを使った瞬間に時間にズレが生じます。
そのズレの間はディアボロしか自由に動くことが出来ません。
なので気づいたら殺されてしまっているという、なんとも残酷なシーンが度々見受けられるのです。

吉良吉影も、キラー・クイーンに加えて新たな能力「アナザー・ワン・バイツアー・ダスト」を獲得してからはさらに強力になります。
自分を探そうとする者を爆弾に変え、その爆弾が作動すると時が戻るというものです。
しかも、一度爆破されれば戻った世界でも再び必ず爆破されるという機能があるため無敵の状態になります。

2人とも性格とは裏腹に、最強に近い能力を持っているのです。
強さとラスボスあるまじき生活と性格のギャップに魅了されるのでしょう。
荒木先生はキャラ作りが非常にうまい最高の漫画家です。

以上岡野聖史でした。

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