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岡野聖史が歴史から学ぶマネジメント法とは

岡野聖史です、こんにちは。

経済に関わらず、あらゆる知識を得たいときにはその“歴史”を学ぶのはとても有効なことです。

今回は、岡野聖史がアメリカの歴史から学ぶマネジメント法をご紹介していきます!

岡野聖史が辿るアメリカの歴史


2020年現在、世界経済であらゆる面でトップに出ているのはアメリカ合衆国です。

アメリカでは、経営学や人事管理の歴史がとても深いといわれています。

1776年にアメリカ合衆国がイギリスから独立したころは、既にアメリカでは資本家が力を持ち、黒人奴隷や貧困層の人間を農場で働かせて安価に作物を作っていました。

次第に奴隷制度が問題視されていき、奴隷の解放を命令するアメリカ北部と、それに反対するアメリカ南部で分裂してしまい「南北戦争」が始まります。

1865年にこの戦争は北部の勝利で終了し、平和になったアメリカ工業化が進んできたアメリカに「大量の移民」がやってきます。
その数、なんと800万人。

いままでアメリカでは、奴隷を使った大規模農場や貧困層や中間層を恫喝して働かせてきた歴史がありました。


しかし、800万人あまりの出稼ぎ労働者は、改革後にこの方法でのマネジメント、いわゆる手ゴマとして自由に働かせることができなくなりました。

労働の需要過多により、働き口が大量にあった事でどこでも働いていける、まさに「職業のビュッフェ」状態だったからです。

気に食わない点があれば、労働者はすぐに職を変えればいいのですから。

そこで、いかに「暴力を使わず」「モチベーションを保ちながら」「生産性を上げていくか」という議論があちこちで起こる様になります。


これが有名な「能率増進運動」です。


まず最初に有効とされたのは、有名な「科学的管理法」でした。
これは大企業の役員をしていたテイラーという経営者が唱えた、人事管理法です。

その中身は

・「一つ一つの工程に基準を設ける」

・「基準ごとにノルマを決める」

・「ノルマを達成できれば割増賃金を与える」

・「達成できなければ割引賃金しか与えない」

というものでした。


しかし結果的に、この科学的管理法は失敗となりました。


工程の基準を設けている経営者が、基準を不当に高くして賃金を減らしていたのです。

なぜ、この科学管理法がうまくいかなかったのでしょう。

それは、この説を唱えたテイラーが、「人間は商品をつくる機械」という認識があったからでした。

人間には感情があり、少しの刺激でも生産性を落としてしまう可能性を秘めているのを、テラーは見落としていました。

そのことから、「いかに皆が気持ちよく、モチベーションを管理しながら生産性を上げていくか」が議論されるようになったのです。

これが「人的資源管理」や「マネジメント」の始まりとなったのです。

いかがでしたでしょうか。

歴史をたどると、今のビジネスにつながる点がいくつもあるということがわかりますね。

以上、岡野聖史でした。

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