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【さとしとミライ.2】読書好きな、さとし少年

こんにちは。ミライです。
自然いっぱいの西郷地区で育った「さとし」少年の中学時代を伺いました。

西郷小から西郷中へ
中学時代は野球と読書、3日に2冊の本を読んだ。
読書好きな「さとし」少年を育てたのは社会科の先生??

――中学校はどちらですか?
「私が子どもの頃は西郷中学校がまだありました。小学校のある一帯に西郷幼稚園もあって、小学校と同じ敷地に、一緒に建っていたんですよ。幼稚園と小学校は廊下で接続されていて。そして、その隣の敷地に西郷中学校と。学区が変わらなかったから、幼稚園に入るとそのまま、小学校・中学校とエレベーター式で行くんです。メンバーほとんど変わらずに(笑) 」

現在の西郷小学校とにしごう保育園

―――今風に言うと、「幼小中一貫」ですね。
「当時、小学校の校長先生が幼稚園の園長を兼務していたんです。それが、今考えると幼稚園から小学校まで『接続』という意味で、実にコミュニケーションが良くて。この生徒はこんなふうな性格だよ、とか、うまく引き継げたんだろうな、と思います。
中学校はそのまま進級していくわけなので、中学校の先生が小学校にくれば、来年中学校に進級してくる子をそっと観察できると。」

旧西郷中学校グラウンド

―――そうして「さとし」少年は西郷中学校に進学。中学時代の印象深い思い出は?
「中学校では野球部に入って、中高と野球をしました。ポジションはキャッチャーです。野球の練習も毎日あって、朝練で走ったり、放課後練習とかもしてましたけど…、中学時代に印象あるのは…すごく本を読んだことですね。」

野球部の仲間と

※中学野球部の仲間と。さとしさんは前列左から三番目(本人写真提供)

ホームベースから見る校舎側の景色

―――(へぇー)どんな本ですか?
「夏目漱石とかの名作的なものから、ノンフィクションとか、旅行とか、海外の生活を描いたエッセイだとか。そうかと思うとハードボイルド的なものも読んだり… 」

文庫本でテレビ台の下の収納がギッシリと埋まるほどの、なかなかの量だったとか。本はさとしさんが自分のおこづかいで買ったものもありました。

「ほんとに一時期は3日で2冊くらいのペースで読んでいましたね。休み時間とかも本を読んでいましたし(笑)
そのときに、担任の先生じゃないんですけど、社会科の先生で、そういう「本談義」に付き合ってくれる先生がいて。私が『こんな本を読んだ』と言うと、それに付き合って、いろんな話をしてくれた。そうすると、また別の話がしたくて、別の分野の本を読んでみたり。
そういう普段の会話を通して、読書に対して、関心を持たせてくれた先生がいたな、という感じがします。」 

これまでで一番感銘を受けた本は『坂の上の雲』だとか。

―――先生、って大事ですね。
「そうですね。生徒の関心に付き合って、伸ばしてくれるというか。そういう先生に巡り会えたことも、中学時代の印象深い思い出です。」
(次は、高校~大学時代のさとしさんのお話に続きます)

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