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青年海外協力隊のナミビア生活、その19[先輩隊員とナミビア旅行をする]

ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。

【5月1日】
Ootapiへショートトリップ。小旅行。まだ学校がはじまらないので。
OotapiはOshakatiから80km程度。(Oshakatiオシャカティは、首都Windhoekから北へ800kmくらいとかの場所)

Ootapiはけっこう発展した街。
Farmartという家具屋さんがある。家具屋があるということは発展した街の証拠なのだ。

Ootapiにはでっかいバオバブの木があった。
バオバブはマダガスカルにしかないと思っていたが、間違いだった。
どこにでもあるようだ。
ただ、今回出会ったバオバブは星の王子様やマダガスカルにあるものとは少々種類が異なっていた。

コメント 2019-12-13 144222

星の王子様でみるような、奇妙な形ではなく、単に大きな木という感じ。
バオバブはその街のシンボル、というより、観光資源として管理されていた。

見学には15ナミビアドルが必要(2~300円くらい)。そのバオバブの歴史トーク付。
幹がくりぬかれて中に入れるようになっている。
その中は、ある時は教会として使われ、ある時は牢屋としても使われたという。

たぶん、先進国だったら、もっともっと観光地化できる素材だと思う。


お昼はOshakatiにもどってlotcheという料理屋さん。
コストパフォーマンスの良いお店だ。
値段は安いが味がまぁまぁまとも。


【5月2日】
Ondangwaを朝にでてOtjiwarongoへ。(Ondangwaオンダングヮがわたしの任地で、首都Windhoekより北へ700kmのところ)。
コンビの待ち時間は1時間程度だったから、ぼちぼちだなぁ。
途中、オムティヤでしゃーくんという先輩隊員と合流。

そして、Otjiwarongoに13時くらいに到着し、オカカララ隊員と合流。
そして、ルーデリッツからのゆっきーという先輩隊員とも合流。
Super SPAで買い物・買出し。Otjiwarongoオジワロンゴはけっこう大きい街で、交通のかなめでもある。

コメント 2019-12-13 144818

日本でも木のマークでおなじみのSPAというコンビニ。
こちらではスーパーマーケットであり、割と上流階級向けである。
大阪でいうなれば、成城石井かな?

WINPYなるハンバーガーショップでお昼を食べてから、OKAKARARAへ。

Okakararaオカカララはナミビアのなかでもわりと田舎のようで。
OKAKARARAは、なぜかナミビア人が馬鹿にする街である。
理由はよくわからないが、田舎であることが、第一の理由のようだ。
おそらく、歴史的背景も関係しているように思う。オカカララ付近の部族が、白人に抵抗して、あるとき騙されて虐殺された出来事がある。それが絡んでいるのではないかと思うのだが、ただの憶測でしかない。

さておき、オカカララは言うほどに田舎ではなかった。

ATMはあるし、スーパーはあるし、けっこう車は通っている。
チャイナショップもあるし、PEPもあるし、言うことなし。
ただ、塩が売ってないみたいだけれど。
いや、それって十分田舎か。

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