青年海外協力隊のナミビア生活、その21[先輩隊員とナミビアの国内旅行をする]

ナミビアというアフリカ南部の国で理数科教師という職種で、青年海外協力隊の活動について日記を書きおこしている。ただし、2008年の話。

任地のOndangwa(オンダングヮ)にきたが、学校が休み期間で活動ができないので、同じ状況の先輩学校隊員とともに、ナミビア国内を知る旅にでている、という話。前回からの続きの続き。

【5月5日】
Grootfontainの町を堪能した。

子供たちとサッカーをし、サッカーというか球蹴りをし、遊具で軽く遊び、バーでビリヤード。遊具は、公園のような感じ。
子供たちはとても元気。
ちゃんとしたサッカーボールというのが貴重なようだ。

夕方くらいからTsumebへ移動した。GrootfontainからTsumebへは1時間もかからない。隣町。Tsumeb隊員のおうちに泊まる。
到着は夜。
晩飯は自分たちで自炊。

パスタを作る。
簡単な和風パスタ。
ゆでたパスタにオニオンスライスをのせて、鰹節をかける。
その上から、しょうゆ、砂糖、だしの元で作ったソースをば。
シンプルだが、和の調味料が抜群だ。

なんかよくわからんけど、この日はビールがぐいぐい進み、ジンもトニックで割って、ぐいぐい飲んだ。
かなり酔っ払った。


【5月6日】
どうやら私にはジンが残らないお酒のようだ。
(普段はけっこうお酒が残りやすいのだ)
昨日あれだけ飲んだのに、今日は平気だ。
通常なら軽く二日酔いになっているだろうに。


Tsumb(ツメブ)を探索した。
ツメブはかなりの勢いで優雅な街であった。
首都にしかないと思っていたオシャレな服を売るショップがあったし。

オススメの喫茶店に行くと、これまたエグゼクティブだ。
インコや十姉妹などの小鳥がさえずる、すばらしいカフェ。
街の公園もびっくりするくらいセレブリティ。
何より、ツメブ隊員の生活する家は、ソーシャライツが住むかのようなゲストハウス。

ていうか、朝起きたら玄関前に、ブルジョア猫が集まっていたし。


さて、ツメブから自分の任地に戻る。
バス乗り場についたら、超タイミングよく出発するコンビバスがあった。
待ち時間なしで北部へ戻った。めずらしい。
Ondangwaにちょっとよって、Ongwedivaへ。

普通のレストランで食事。
ウェイトレスの適当っぷりにナミビアをみてしまうなぁ。


【5月7日】

朝 Ongwedivaを出て、Ondangwaへ。
今日は、排水口の工事をしてくれるはずの日。
だが、結局、この日は来なかった。

午前中のはずが、昼過ぎてもこなかったので、電話してみる。
今行く途中なんだ、と言っているようなので、わかった待っとくよありがとう、と答えた。
きっと、ヒアリングをミスったのだろう。
明日はくどいくらいに電話して確認してみよう。


台所の排水口はかなりひどい状況。
水がほとんど流れない。なので、ぎりぎりまで外泊していたわけで。
午後から断水になったので、別にいいけど。
まったく料理する気がおこらないのは問題だ。
コーンフレークばっかになっている。


1日ずっとひきこもり。
夜にちょっとバーに出かけてみようと思い 外に出たくらい。
あまりの暗さにびびって引きこもり返した。
もうちょっと慣れてからにしよう。
夜の一人歩きは不安だ。危険だ。


水道屋さんが来るまではと我慢していたシャワーなんだけど、断水になってしまい、初の水浴びに挑戦。
タンクにためてある水から、手桶に注ぎ 水をかぶる。
シンイチ、冷たい
と、言われるところだが、ミギーはいない。(寄生獣ネタ)
手桶合計7杯くらいで行水が完了した。
割とさっぱりする。
ただ、今回は頭を洗っていない。
頭を洗うならもう3杯くらい必要だろう。

午後3時くらいから断水していたようだが、午後9時くらになると復活していた。


台所においてある、プロパンガスのテストをしてみた。
試行錯誤の結果、ちゃんと火がついた。
4つのコンロがあり、1つだけやたら火力が強いのがあり、チャーハンを作るのが楽しみだ。
オーブンもあり、ちゃんと火がつき、これまた、パンやピザを焼くのが楽しみだ。
ただ、オーブンの下の火をつけるところの中は、とあるむしの死体がやたらと。

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