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【日本未上陸!】 Suburgatory 【ネタバレあり】【海外映画・ドラマの感想#2】

2020年放送のZoey's Extraordinary Playlistで主演を務めたJane Levy。彼女の演技にすっかり魅了されてしまい、別の作品にも手をつけてしまいました。今回は彼女の主演デビュー作である、2011年放送のSuburgatoryというコメディドラマをご紹介します。

(↓Zoey's Extraordinary Playlistはこちらで紹介しています↓)

Suburgatoryとは

Suburgatory (原題)は、米・ABCが2011年~2014年に制作・放送していたコメディ・シリーズです。計3シーズンが制作・放送されました。日本では今のところ、放送や配信が行われたことがない、未上陸作品です。

NY・マンハッタンで、高校生の愛娘・Tessa (演: Jane Levy)を育てるシングルファーザーの父・George Altman (演: Jeremy Sisto)は、ある出来事をきっかけに、Tessaを"落ち着いた雰囲気の"郊外で育てる決心をし、Chatswinという架空の街へと引っ越します。しかしGeorgeの思惑とは対照的に、Chatswinは町中が変人まみれで全然落ち着かない...。それでもTessaとGeorgeは、呆れるくらいに癖が強いご近所さんや、高校の新しい友達と交流を深めようと奮闘します。

Suburgatoryというタイトルは、郊外を表すSuburbanという単語と、煉獄(れんごく)・苦行を表すPurgatoryという単語を組み合わせた造語です。Chatswinへの引っ越しは、変人のご近所さんに囲まれるという、TessaとGeorgeにとっては まさに苦行の始まりだったのです。

みどころ

鬱陶しいくらいにコメディ色が強いドラマですが、何故か飽きずに見続けてしまいます。軽快なセリフ回しは気持ちいいです。笑えるし、時々ほっこりもする。キャストの変顔もたくさん見れます。

TessaとGeorgeは親子というよりも、仲の良い友達のような関係(Tessaは父親のことをGeorgeと呼んでいます(笑))なのですが、それもまた観ていて楽しいですね。

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そして何より、TessaとGeorgeを取り巻くご近所さんが、癖が強くて面白いのです。特にお向かいのShay家は、一家揃ってぶっ飛んでますね(笑)。勝手に家に上がってきたりします。面倒くさそうな顔をしながらも、なんとかご近所付き合いに耐えようとするTessaとGeorgeの姿が笑えます。

感想【Spoiler Alert!】

ここからはネタバレありです。

みどころの項にも書きましたが、鬱陶しいくらいのコメディドラマです。あれこれ突っ込まないで、ゲラゲラと笑いながら観るタイプのドラマですね。とても楽しいです。

Georgeの父親像には憧れました。すごく優しくて、すごく心配性の良いお父さんです。離婚した奥さんへの未練がある一方で、前に進もうと努力もしています。娘のことが大好きなのがひしひしと伝わってきます。本当にかっこいいパパだと思いました。演じるJeremy Sistoもイケメンです。髭が似合っています。何より声が良いです。

Tessaは自分のことを、周りの田舎育ちの同級生よりクールな存在だと思っている節があります。彼女は頭が良くて、ちょっと気高い。Chatswin Highschoolのミーン・ガール・Dalia Royce (演: Carly Chaikin)と しょっちゅういがみ合っています。シーズン2の最終回では、随分派手な喧嘩をしていてびっくりしました。

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ところでこのドラマ、いつも何かがおかしいんです。Tessaの親友であるナードのLisa Shay (演: Allie Grant)の恋人にしたい異性の条件は上半身があることです。Lisaの兄・Ryan(演: Parker Young)は、骨付き肉の骨を満足するまで舐めることが癖です。ミーン・ガール・Daliaはつけまつ毛のせいで、瞬きがうまくできません。挙げればキリがないのですが、癖が強すぎます。

TessaもGeorgeも、こんな人たちに囲まれてよく正気でいられるな...と思いましたね(笑)。

でもこれこそ、このドラマの売りなんだと思います。見ていてとても面白かったです。

ひたすら笑えるコメディシリーズ!

もう一度だけ言わせてください。Suburgatoryは鬱陶しいくらいのコメディドラマです。でもひたすらに笑えます。主演のJane Levy*は可愛いし、Jeremy Sistoもかっこいい。楽しいドラマでした。今後日本に上陸するかどうかは分かりませんが、上陸した時にはぜひチェックしてみてください。


以下追記...

(*Jane Levyのファミリーネームは、"レヴィ"ではなく"リヴィ"と発音します。日本ではあまり知られていない女優さんですが、お名前は正しく覚えてあげてください。)