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詩とは、たぶん、かくものでもあり、うたうものでもあり、わたしにとっては、心のうちから湧き出てくる言葉を紡ぎ織るものだと思っています。言葉が枯渇することのないように生きていきたい。
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ひとかたまりの雲

ひとかたまりの雲は 風に流されてどこに行くのだろう 冬の冷たい大気の中で ぎゅっとかたま…

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生きていける

心の奥底に秘めたことどもは 決しておもてには出さないように 心の奥底は大切な場所 誰にも…

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いつの頃からか 軒先に時折り鳩が羽を休めていて 小さく鳴いたりして 想うだれかを呼んでい…

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冬の想い

湖を渡る風は強く冷たく 空を行く雲をさえせきたてるように 意志を持つかのごとく吹いている…

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雪の町

昔暮らした雪の町を ふと思い出すことがある 幼いわたしと 家族 なぜだか家族の面影はおぼ…

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墓地

小高い丘にある墓地からは 町並みと木々の緑と ひとびとの今日の暮らしが見える 先に死んで…

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