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ラーメン凪 創業記 第6章:夏山との出会い、一蘭退社

ラーメン凪 代表 生田悟志が高校卒業から凪創業に至るまでの波乱万丈な創業記!?前回まではこちらから

夏山との出会い

当時は中野坂上に住んでいて、新宿のバーによく通っていた。
今、凪の常務をしている夏山がそこで働いていた。夏山とは田舎の友人から紹介してもらい、東京に来てからの付き合い。

(凪6周年パーティにて 写真 左が夏山、右 私。)

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2004年のある日の夜中。
バーで、夏山とお相撲さんだった貴ノ浪さんと一緒にダーツやお酒をたしなみながら話をしていた。

今の会社のこと、僕はいつか独立したいこと、たわいもない感じで話していたのを記憶しています。

そしたら何かの拍子に貴ノ浪さんが
「お、なら2人でラーメン屋やっちゃえばいんじゃないの?」と。

僕も「あ、そういえばそうかも!」とそのひらめきに賛同。

ほどなくして夏山に話をしてみると、まんざらでもなく2人で一緒にやっていこう!となりました。

これがひとつ運命だったように思います。

キッカケをくださった貴ノ浪さんは数年後に乙羽親方となり順風満帆で、ときどき貴乃花系の話を面白可笑しく話してくれましたが、残念ながら若くして亡くなってしまいました。

今の僕ら、凪を貴ノ浪さんにお見せしたかった。

一蘭退社

いよいよ独立。

2004年8月21日、辞意を伝えた。

自分で言うのもなんですが、会社は一握りの幹部とあと店長しかいない状態。そりゃ抜けられるには困るといえば困るでしょう。激しく止めまくられました。

ただ、社内では先輩達に揉まれ、ある意味古い人間にもなっている自分にも気がついていました。

一蘭という肩書きがあるから胸を張ってやれるのであって、それは自分の実力でもなんでもないと。いままで育てた部下は本当に優秀でした。自分がいることで会社が成長できない、また部下がのびのびできない。そういう思いもありました。(あ、以外に古い人間でして)ってことで丁重にお断りをし8月末で退社。

間借り営業の始まり

ここからどんどんスピードが加速していく。

まずお店をやるにも貯金が15万にも満たない。夏山もほぼ0円。
っておい!これでどうやってやるんやーと早くもまったく考えてない2人でスタート。

夏山は考えるの苦手みたいで、とにかくお金なんとかするぞ!!って自分で決めてあらゆる知恵を絞った。

そこで生まれたのが、新宿ゴールデン街での毎週火曜の限定出店。
夏山さんのコネで友達がやっているバーの休日を利用し、そこでバーをやって稼ごうと。でラーメンを振舞って腕をあげようか!と退社を決めて2週間後には第一回目のラーメンを提供することがトントン拍子で決まった。

つづく!凪開業まであと1年半くらい!(毎週火曜更新)

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