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ザ・ダージリンが再始動しました



ザ・ダージリンは
2020年にセカンドアルバム「Te」をリリース

その後コロナ禍で活動ができませんでしたが
2022年夏からライブ活動とレコーディングを
再開いたします


まずはライブに向けて
ファーストリハーサルでした

ダージリンはいつも大分市内の
リハーサルスタジオを借りています

RIZ-LABEL studio(スタジオリズ)です

ここはコンテナ2台を改造して
建てられたスタジオ

広くて安くて快適です


都会では電車で汗だくになりながら
狭い汚いスタジオを1時間何千円も
出して借りなければなりませんが

そこは田舎ならではの1時間1800円

大分でバンド活動をしている者の
特権ですね


今の時代
おじさんから見れば
好きな時に好きなだけ
音楽活動ができる環境は
地方に良さがあると考えます


コロナになってミュージシャンは
職業としては喰っていけません

ひと昔ミュージシャン目指して上京するのが
セオリーでしたが

売れないミュージシャンは
生活のためにバイトに時間を取られ
音楽活動どころではなく働かなければなりません


上手で運がいい人は
サポートミュージシャンになる人もいます

ライブなどでバックで弾く人です

1ステージ3万円程度の稼ぎで
いい暮らしはできません

それも若いうちだけ

コロナ禍でライブやイベントも激減し
仕事もなくなりました

バイトばかりしているので
なんのために上京したのか
そのうちわからなくなります


The Modsの曲に「TWO PUNKS」
という曲があります

虚ろな街に風が吠えぬける
俺たちはアスファルトの上転げ落ち
もう真夜中だ何をすればいい
押し合いへし合い地下鉄にもぐる

いつもの薄汚れた小屋へ行き
俺たちは歌った朝まで歌った
一切れのパンを腹に押し込み
ぐったり地下室で横になる

もう朝6時だ家を探さなくちゃ
俺たちは実際金が無かった
ポケットの中にはキラリとナイフが
さぁ歩こう 街は眩し過ぎる

どうにかしてくれ Hummer Smith に電話しよう
男がやって来て“切符”をくれた
「2か月以内に決めな Hey boy」 そう言いやがる
でもその行き先は俺たちには似合わない

Two punks 縛られて
Two punks 見張られて
Two punks 逃げられない

俺の女は目に涙を浮かべてた
「いつまで続けるの Hey darling」
そう言いやがる
そんなこと俺にも分かりゃしねぇよ
でももう列車には乗り遅れた

Two Punks

若い頃この世界観に憧れ
都会で時間を使いました

たしかに一度都会に出てみないと
わからないことも多くあります


ミュージシャンになりたい若者は
何を目指すのでしょうか

売れたいから……
チヤホヤされたいから……
金を稼ぎたいから…….

私の場合10代のころはそうでした

この世界観は不思議と今も変わりません

自分自身の今の行き先は
本当に自分達に似合っているのか

そんなロックな思いは昔と同じです


まだまだ未知への到達を今日も思い描いて
昔と同じく音楽を創ります

ダージリンはそんなジジィたちに
引かれたレールであり

急ぐ必要のない列車なんです


50オーバーのどこにもない価値観を持つ
ザ・ダージリンに今後もご期待ください


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