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ハイレゾってなんだ?|わかりにくい音質の世界を元音響マンがひらがなで解説|(^^vol.029

😎今回は「音♪」の話です

もともとわたしは
音響制作会社に20年
勤めていました

コンサートPAや
ラジオテレビの制作などするうちに

長年の習慣で
「良い音質・悪い音質」にこだわるクセを
持っています


テレビを見れば
コマーシャルの音質に文句を言ったり

ラジオを聞けば
ラジオ局のクオリティに文句を言ったり

人一倍「音質」に耳が効く
クレーマーなんでしょう😆


😎そんなわたしは今
大分市でIT会社を経営しています
ロックスカンパニー久保田と言います


今日は音に関する
「ハイレゾ」という聴き慣れない
デジタル用語を
ひらがなで解説いたします

よろしくお願いします

01
人間が聞こえる音質の限界


😎今日のお題「ハイレゾ」をお話する前に
まずは「音そのもの」の話をします


音質ってみなさんもわかるはずです

ラジオで言う
「FM(えふえむ)放送」と
「Am(えーえむ)放送」
どっちが音がいいですか?

こんな感じの質問なら
意味が理解できますでしょうか


ほとんどの方が
FM放送の方がいい音質だと
お答えするでしょう👍

「いや俺はamの方が好きだ👊」
と言う方もいらっしゃるはずですが

好みの話ではありませんので
この話は一般論として
お聞きください


Anyway!


我々の耳には聞こえる音質の範囲に
限界があります

一般的に数値で表すと

20hz(へるつ)から
20,000hz(20khz|きろへるつ)の
範囲と言われています

hz(へるつ)とは振動の回数
音は振動ですので
20hz=遅い振動(低い音)
20,000hz=早い振動(高い音)
とご理解ください


ちなみに楽器のチューニングをする
音叉(おんさ)は440hz

夜中のテレビのカラーバーで流れている
ピーーーという音は1,000hzです


なかなかピンと来ない方へ

車のコンポでこんなの見たことないですか?

イコライザーと言って
任意の周波数帯域を上下させて
好みの音質を作る機械です

よく見ると下部分に数字が書いてあります

これが周波数です

低い方をあげれば重低音の効いた音質に
高い方をあげれば高音シャリシャリの音質に
なります

プロがみんな使っていたグラフィックイコライザー
周波数帯域が20hz〜20khzまである



この耳に聞こえる周波数ですが
生き物によって聞こえる帯域は異なります

人間は20〜20,000hzが限界
20,000hzより上の高音は
「超音波」と呼ばれています

クジラは当然ですが
ペットだって人間より
はるかに高い帯域が聞こえるのです

そういえば
うちのワンちゃんも
何もないところで
振り返ったりしてました

わたしには聞こえなくても
ワンちゃんには聞こえる音が
なっていたんでしょうね🐶



02
話は戻ります|音楽の音質の話


私たちは普段デジタル機器で
いろいろ音楽を聴くわけですが
一体なにが「いい音」なんでしょうか?

01:スマートフォン
YouTubeなど動画配信の音声

動画と音声がくっついている
YouTubeなどの音質は
どうしても良くありません😓

といっても動画を作る段階で
音質が落ちる場合と

データを軽くするために
画質音質そのものを落として
作る場合もあります。

一般的に15,000hzより上の
周波数は再生されません


02:スマートフォン&パソコン
音楽配信サイト(ストリーミング)


Amazon Music(あまぞんみゅーじっく)
Spotify(すぽてぃふぁい)などの
音楽配信サイトの音質について解説します

配信している音質の規格(コーデック)
AACもしくはMP3という規格が
採用されています

ストレスなく聴けるように
いずれもデータが軽く作られており
技術も進んで音質もそこそこです

ですのでデータ容量は
5分程度の音楽は5MB程度に凝縮されています


しかしデータを軽くしている分
人間にぎりぎり聞こえる16,000hz以上を
カットしており原盤の音質ではありません


03:CD


我々世代にはお馴染みのCD

CDの音質は
スマートフォンの
音楽配信の音質に比べ11倍の
データ量です

つまり高音質といえます

今まではCDの音質を超える
音楽配信はありませんでした
しかし、やはり原盤より劣ります


ロックやパンクを聴く分にはいいのですが

高価なオーディオ機器でクラッシックなど
繊細な音楽を聴いてみると

もっと臨場感よく
聴いてみたいと欲が出るもんです


そこで最近よく聴く今日のテーマ
ハイレゾ
の登場となるわけです


03
本題:ハイレゾってなんだ?


ようやく今日のお題「ハイレゾ」の話


ハイレゾは
ハイレゾリューションオーディオ
の略です

音質で言えばCDの上をいきます


ひらがなで紹介すると
現在、この世の中で
データ化できる音声データ規格で
最も音質が原盤に近い規格の名称
となります


もしネット上でこの名前を見つけた場合は
「あ〜音質がいいんやな〜」
と思ってください

CDよりもっといい音質で
音楽を聴きたい方のためにある
規格(サービス)ですね



その代わりデータ量はCDの5倍以上

インターネットでダウンロードして聴く分に
多大なダウンロード時間がかかっていました


近年の通信速度の向上で
今ではストレスなくスマートフォンで
聴くことができるようになりました


どこで手に入れられるのか?
どうやって聴けるのか?



まず購入について解説します
音楽データ規格と説明したように
ネットで
ストリーミング
もしくは
ダウンロードにて
音楽を手に入れることができます

※ストリーミングについて謎をお持ちの方
過去の筆者の記事をご覧ください↓



ハイレゾを提供しているサービスは
複数ありますが
今の所おすすめは…….


Amazon Music HD
(アマゾンミュージック)

月額費用がかかります
しかし193khz、24bitと
数字の上では他サービスを圧倒し
音質がいいとされています

ロックや歌謡曲・クラッシック・ジャズ
など幅広いジャンルがハイレゾで聴き放題です

30日の無料体験もありますし
プライム会員の方は値引きもあります


スマフォで聴けるようになったけど
大事なのは聴く環境です


スマートフォンにダンロードしても
聴く環境も整備しなければなりません

安いイヤフォンなどで聴いても
ハイレゾの良さは全然わかりません

おすすめはハイレゾ用の
ヘッドフォンです

Amazonなどで
「ハイレゾ ヘッドフォン」
と検索すれば色々出てきますが
最低1万円以上のものをお勧めします


せっかくいい音をダウンロードしても
再生するスピーカーやヘットフォンが
つまらなかったら本末転倒です


さぁ
これであなたもハイレゾの世界へ

楽曲はほとんどが
ハイレゾ対応になっていますので
昔買ったCDや
普段聴いてるストミーミングの
曲もあるはずです

是非聞き比べてください

全く別ものかと思うくらい
そのアーティストの
新しい一面が見えてくるはずです



😎今回はこの辺で

今日も最高の一日をお過ごしください

それでは
いってらっしゃい✋


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