ダンスに夢中だった私がキャディで2年働いて思ったこと

キャディ株式会社の仲宇佐です。キャディには2019年の4月に入社しました。
前職は製造業(メーカー)に勤めていましたが、他の製造業出身者の様に調達や製造、生産管理をしていたわけではなく、部品の輸出入を行っていました。なので、入社時、私はキャディで活かせる「製造業出身者」としての知見を持っていたわけではありません。
では、なぜこの2年間、キャディでの仕事に没頭できたのか? 私自身の振り返りの意味も込めてnoteを書いてみようと思います。

自己紹介


簡単に私の経歴を書くと、

・小学校…サッカーが好きな小学生。塾に通っていたこともあり、学校では文武両道で人生1のモテ期を迎えていた。

・中学・高校…滑り止めで受けた学校に入学。入学と同時に勉強をしなくなり帰宅部へ。高校3年時には偏差値40を下回る。

・(空白の2年)…2浪

・大学…慶應義塾大学に入学

・社会人(前職)…老舗の音響および車載機器メーカーへ入社。最初の3年を関西で営業として家電量販店を回る日々。後半の4年は海外の修理拠点と修理部品のオペレーションをする部署へ

となってます。

ダンスサークルで得たこと

この中で私が夢中になってやったこと、それは「ダンス」です。ダンスを始めたのは大学2年の時。大学1年の時に学園祭でダンスサークルのステージパフォーマンスを見て、「これだ!」と思ったのがきっかけです。そこからダンスサークルに入り年360日くらいダンスの練習をする日々が始まりました。
なぜそんなにダンスに夢中になったのか?自分のダンスを見た人に「かっこいい」と言われたかったから。そして紆余曲折ありながらも折角入った大学生活、カッコいいダンスを与える側にチャレンジしたかったから、ただそれだけです。
そこで私はダンスサークルに飛び込みました。入部したのは学内に4つあるダンスサークルの中で一番新しく、創部4年目で規模だけでなく(正直に言って)レベルも当時1番低いサークルでした。しかし「ダンスはどこでやるかじゃないよな、自分がどれだけカッコいいダンサーとなれるかだよな」と私は思いました。そしてそんな私にとって、同期や先輩後輩の存在がサークル生活での支えとなります。皆が、自分達がレベルアップすることでサークルの質を高め、規模を大きくしていこうという気概を持ち日々、「これをやってみよう、あれをやってみよう」と試行錯誤を繰り返しながら練習や外部のダンスイベント・バトルに挑戦し、互いにモチベーションを高めながら切磋琢磨していきました。そして結果的に卒業する際には後輩達も増え規模的にも大きなサークルになりました。(し、近年では女子アナも輩出するくらいになった模様です)

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プロのダンサーから得たこと


大学を卒業したので普通であればダンスの話はここまで…なのですが、縁もあり私は社会人になってからもダンスを続けます。
新卒1年目、関西配属となった私は大阪に住むことになりました。何故縁があったかというと、先ほど↑で書いた毎日YouTubeで動画を漁っていたダンサーが大阪のダンスチームだったのです。私は仕事をしながら平日の夜や土日は、そのダンスチームのレッスンやイベントに通ったりナンバー(発表会)に出る様になりました。
そんな一流のダンサーの人達と時間を共にした中で感じたことがあります。それは「ストイックなまでに創造することを常に意識している」、そして「表現する場を自らで広げていく」ということです。今では芸能事務所に所属するダンサーもいますが、多くのダンサーは「個人事業主」であり、自身をブランディングし自らの力で自らの価値を高めていく、そして多くの人にそれを感じてもらう必要があります。そうした中で価値を出すには、常に見る者へ「カッコいい」といった感動、衝撃を与え続けられなければなりません。それは誰かの真似では生まれないものであり、己で創造していくことで得られるものだと思います。私が接したダンサーの人達はダンスのスキルを高めることはもちろん、思考やライフスタイルについても幅を広げて受入れ、それをダンスの表現に取り入れていく姿勢がありました。例えばナンバーに出るとダンサーを目指す人、小学生や中学生、サラリーマンや50歳からダンスを始めた人といろんな生徒が出ています。「世界」が違う人たちがいる中で、それぞれの世界の話を聞いて直に受入れ、自身の価値観を広げていく。それをダンスという手段で表現する。そして表現する場を日本全国だけでなく世界まで広げていくことで、自身のダンサーとしての価値を高めていっている姿を目にしました。

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ダンス、キャディ、そして製造業

ここまでダンスについての抽象的、概念的な話しか書いておらず、キャディのnoteとは思えませんがキャディで働いている中でダンス生活で感じたところとの共通点を感じることが多くあります。

例えばダンスを始めるきっかけとなった、「カッコいいダンスを与える側になる」という考えは、規模や世界は違えどキャディだと「製造業に変革をもたらす」ことに通ずるものがあると思います。そのためにキャディでも日々、メンバー同士で意見を交わしながら、ただ純粋に、「どうしたら顧客やパートナーに価値を提供できるか、良くできるか」という想いを皆が持ち、「これをやってみよう、あれをやってみよう」と試行錯誤を繰り返しています。すべてが上手くは行かなくても、PDCAを繰り返しながら成功に導けた瞬間は、ダンスのステージで踊った時に味わった「やっててよかった」という感情と同じかそれ以上の気持ちやインパクトを与えたと感じられます。そうした体験をいまだに年に数回も味わえることはキャディで働く中での魅力の一つだと思います。キャディの在籍メンバーの経歴から、「できる人の集まり」であったり、そこからドライな印象があるかもしれません。でも実際は、小さなことでも何かを達成すればチームだけでなく会社全体で祝ったり、労をねぎらったりする社風があり、それは良い意味で私があの時、ダンスサークルで得た体験に近いなと思います。

また何かを創造していく意識、私はこれをパートナー工場の方々と話している中で感じます。
キャディはパートナー工場に対して、得意なカテゴリーの製品の製作依頼を行っていますが、パートナー工場の方々と話していると、キャディとお取引をしていただく中で、「これまで得意とまで言えなかったカテゴリーにも挑戦していきたい」、「既存の業界以外の製品にも挑戦していきたい」といった声を聞くことがよくあります。特にあるパートナー工場の方は、「世の中に存在するものは誰かが作っている。であるならば、作り方を知らないだけで我々だって作れるはずだ。作り方を学び、私たちのやり方で作ることで、自社の加工を広げていくことは無限にできるし、そこから提供できる価値も広げられると思う。だからキャディと共にいろんな案件をやっていきたいんだ。」ということを御話頂いたことがあります。この時に私はこのパートナー工場の方の話が、大阪で接した一流のダンサーの形の姿と重なって見えました。自ら何かを生み出す職業の方がいる環境で刺激を得ながら、そこで何を我々が提供できるか。ダンスだけでなく、芸術やスポーツなど何かしらの世界で触れた経験は、キャディで働く中でも大きく活きてくると思います。

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最終的に抽象的な内容ではありますが、このnoteを見て御自身の経験とキャディの環境に少しでも共感を覚えた方がいましたら、ぜひお声がけいただければと思います。
色んな人が働いているので、ぜひこちらの記事も読んでみてください
https://www.wantedly.com/companies/caddi/feed


https://note.com/sasaguchisan/n/nab12099b8fd3

(結婚されていてベンチャーに行くのを躊躇されている方は、是非こちらを読んでみてください。↓)


またイベントもやっていますので、興味があるイベントがあればぜひ参加して、少しでもキャディを知ってもらえればと思います!


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