見出し画像

経営者のためのAI&CS講座 6:AIモデルの見本市 Hugging Face

AIモデルのYahoo的な存在、Hugging Faceご存知でしょうか?経営者としては今後知っておいた方がいいサービスです。

Hugging Face に関しては色々な説明がありますが、AIモデルのポータルサイトと思ってもらえば、イメージ沸くかと思います。AIモデルの研究者たちが、自分の研究成果をお披露目する場所であると同時に、共同研究の場にもなっています。

今現在、469,541個のモデルが登録されており、ライセンス条項は様々なものの、様々な用途に応じて、モデルを選び利用することができます。

例えば、テキストからイメージを作るAIを探すとたくさんのモデルが見つかります。

を選んでみると、アニメーションのサンプルイメージがいくつか出ています。AIの実行環境の作り方は次回以降説明しますが、
"best quality, masterpiece, drawing, office room layout, top view, bigger size"
のようなプロンプトを投げると、オフィスっぽい写真を作ってくれます。

"New York style" と追加してみました。



これはいい!と思うモデルが見つかったら、自分たちのデータを追加で学習させて、自分たち専用のAIモデルを作ることも可能です。そもそもこのCounterfeitというモデルも、Stable Diffusionという、Stability AI社のモデルをベースに追加学習して作られています。

このように、多くのAIモデルをベースに多くのAIモデルが作られている時代です。しかもかなり手軽に作れるようになりました。独自のデータがたくさんあるような会社は、ぜひその独自データを使ってどのような独自のAIが作れるか検討してみてください!

余談ですが、Hugging Faceは2016年に設立された会社です。2023年8月の企業価値は、$4.5B USDでした。こういうサービスを日本で生み出したいですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?