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「うまく質問できない問題」3つの原因と対策

だれかに教えてもらいながらスキルを上達しようというときは、ただ話を受動的に聞くだけより、質問して情報を得るってことも必要ですよね。
じぶんの気になっていることをピンポイントで聞けるから。

でも、
「どんなことを質問したらいいのかわからない」
「うまく質問できない」
と困ってしまうことありませんか?

今日は「このうまく質問できない問題」の原因と解決策をまとめました。

すばやいスキル上達には質問力も必須。
一緒に学んでいきましょう。

うまく質問できない3つの原因


原因は3つあります。

原因①わからないことがわからない

1つ目は、
分からないことが分からない
という問題。

「全体的に自分が理解できないことはわかる、技術が足りてないこともわかる、でも何が課題なのかわからないから質問できない」
という状態。

いわゆる無知の知ってやつですね。

自分がわからないことを質問するためには、

・自分は何が分かっていないのか?
・自分の課題は何なのか?

まずはそれをはっきりさせていくことが、
具体的な質問をうまく出していくための必要なポイント。

わからないことがわからないという状態の時の対策は、文字どおり
「なにがわかってないのかわからない」
ってことを伝えることです。

なにも質問がないと、教える側はあなたの状況がわかりません。
「わかってるから質問してこないのかな?」
「集中力を切らしているのかな?」
そんなふうに考えてしまう可能性があります。
教える側としてもヒントがほしい。

なので、
「いま自分が何をした質問したらいいのかわからない」
という意思表示をしちゃったほうが、相手としても対応しやすいわけです。

わからないことがわからない問題の解決策は、また別の記事でくわしく書こうかなって思います。

原因②用語がわからない

2つ目の原因は、
「語彙や専門用語がわからない」
という問題です。

教える側が論理的に説明してくれてたとしても、
その言葉の意味自体が理解できてないと、それはもう外国語を聞いてるのと同じ。

なので、この場合はすなおに
「この言葉の意味はなんですか?」
と聞きましょう。

用語についての質問は
「それなんて意味ですか?」
と聞くだけなので、あんまり気を張らずにできます。

案外、わかった気になってるけど説明できない用語はあるもんなので、どんどん聞いちゃったほうが吉。

じつは、用語についての質問は教える側にとってもありがたかったりします。

教える側も、内容が答えやすい質問からしてもらえたほうが、頭のウォーミングアップになるんですよね。テンポ良く答えられるので調子が出てくる。

学ぶ側にも教える側にもメリットがあるので、用語の質問デッキは組んどいて損はないでしょう。

原因③これ聞くのはずかしい

3つ目の原因は、
「これを聞いた恥ずかしいとかいけないんじゃないか」
といったメンタルブロックです。

これもけっこう心当たりあるんじゃないでしょうか。

うえで挙げた用語の質問をするときに、
「そんなことも分からないの?って思われそう」
なんて考えて尻込みしてしまう、みたいな。

初歩的な質問をするときって、いわば自分のバカさ、弱さをさらけ出すような行為にも感じます。

「怒られるんじゃないか、」
「バカにされるんじゃないか」
と不安になったり、
「レベルの高い質問をしなくちゃ」
と気負ってしまったりで尻込みしてしまう。
そんなことがおきがち。

でも、安心してください。
ちゃんとした指導者であれば、初歩的な質問をむしろたいせつにしてくれるはず。
教える側からすると、
「あ、自分が自然にやってることも、初学者にとってはわからないことなんだな」
「もっと省略しないで解説が必要なんだな」
という気づきになるので、案外ありがたい質問だったりします。
子どもの素朴な質問とか、はっとさせられること多いですよね。

僕が学生時代に受けた
「何でも質問して」
といわれて質問すると、
「なんでそんなこともわからないんだ」
といわれる、みたいなちょっと理不尽な状況は、
指導者側にも責任の一端はありますので、同じような目にあったひとは指導者変えてみるといいかも。笑

今回は「うまく質問できない問題」の原因と対策のヒントを紹介しました。

あとはよしなに。

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