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第一テモテ2章6節-7節

「教会の使命」
パウロは自分の使命について自覚します。彼は宣伝者です。福音についてこれは真実であると報道する人です。フェイクを伝えるわけにはいきません。自分自身からではなく、神から発せられた福音をまっすぐ証しすることが求められているからです。

彼は使徒でもあります。使徒とは現代では、各国大使館の大使のような存在です。キリストの使徒とは、神の国の素晴らしさをこの地上において広くほかの人々に伝えることでした。だからこそ彼は広く地中海世界一帯に神の国の福音を届けたのでした。

彼は教師です。み言葉の意味を解き明かし、人々に伝える働きを担うのです。当時、自称律法の教師が幅を利かせ、間違った聖書理解で混乱に陥いらせた状況がありました。み言葉を正しく解釈して、信仰と真理を伝えるみ言葉の人が必要でした。これらの働きは現代では教会全体で担うものとして期待されているものです。

特にパウロは異邦人に教える教師として立っています。キリストを証しするなら当然です。なぜなら主イエスはすべての人の贖いの代価として与えられた方だからです。すべての人が救われる以上、ある民族を特別視し、異邦人を排除するわけにはいきません。今もすべての人の福音から勝手に誰かを排除してはいけません。

それは時至ってなされた証です。ある時点までは情報開示されていなかったことが今や神によって開かれました。パスワードでパソコンが開くように、キリストの名前を入れれば、すべての人がこの救いに預かることができます。民族も年齢も性別も問われない。誰もが救いに預かれるのです。

救いを頂いている私たちも、教会に属する者として尊い使命を感謝しましょう。キリストを伝える者、神の国の大使、あるいは福音を教える教会の一員としての務めを覚えましょう。キリストがすべてを与えつくされたように、私たちも福音のためにすべてを差し出すのです。

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