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エズラ4章

何かを成し遂げることは大事です。しかし、それ以上に大切な
のは純粋さではないでしょうか。ここでは神殿再建に協力したい
と申し出る人々が出てきます。しかし、彼らは神を信じながら別
の宗教も捨てない異端的な宗教混合に陥っていました。ですから
ゼルバベルらリーダーは彼らの申し出を毅然と断るのです。
 
私たちも識別が求められています。神の目的を成し遂げるため
なら、今まで信じてきたことでも曲げてもいいのだろうか。信仰
の核心がなにかの揺るがないものを持っているかどうか問われて
いるのは私たちです。
 
案の定、その地の民は突然牙をむいてきました。神殿再建工事
を妨害し、役人を買収し、なんと16年もの間、工事は中断して
しまうのです。神の計画はいつも順調に進むのだとは限りません。
宣教がなんの問題もなく進んだことなど今までいつの時代にあっ
たでしょうか。紆余曲折も、中断も、停滞もある。私たちを弱ら
せようとして働く力は人であれ、霊的なものであれ、いつの時代
もリアルにあるのだと腹をくくったほうがいいのです。
 
私たちの信仰を弱らせるものは何も大掛かりな実力行使とは限り
ません。むしろ、悪意のあるデマ、中傷、嫌がらせと言った日
常的な小さなものかもしれません。今ならネットの炎上もネガテ
ィブキャンペーンも。もしかしたら、私たち自身も間違った言葉
に振り回され、信じ込まされ、遮られていることもないわけでは
ない。神は真実な御言葉の約束だけに立つようにと促しておられ
るのです。
 
 
 


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