自粛と保証 まずは命を守るための自粛を優先して

 感染爆発がもう目の前に迫ってきている恐怖を感じる。

 しかし、いまだに保証がされないから営業をやめられないと言っている経営者がいる。

 確かに、休業すると大きな損失が発生してしまうので、保証を要求する事も、国や自治体は保証をする事を明言しできる限り早く保証をする必要があると思う。

 でも、それでも、事は人の命の問題である。

 経営者も苦しい判断となると思うが、従業員やお客の安全・健康をまずは最優先に考えて行動する事が責任ある経営者の判断ではないだろうか。

 スポーツや演劇・音楽イベントは自主的に公演を中止している。

 Bリーグでは、当初は各クラブの経営とチーム・ファンの安全と健康を考えて、無観客での再開を試みたが、最終的には中止を決断した。

 Bリーグは、一般にはそれなりに経営基盤が安定して、保証がなくても何とかできるとからと感じている人たちもいるかもしれないが、クラブ毎に見てみると非常に経営の厳しい(ギリギリの状態で経営をつないでいる)クラブも存在している。

 それでもリーグは中止を決断し、各クラブもリーグの判断を尊重している。

 この決断は、経営が厳しくなるが社会的に無責任な活動を進める事は、誰からも支持されないし、クラスタを発生させた場合に責任も取れないとの危機感があったからだと思う。

 全ての事業者は保証が担保されないと休業できない気持ちは理解できるが、まずは安全・健康を優先して、命を守る行動をして欲しい。

 今のアメリカやヨーロッパの状況は明日の日本なのかもしれないのだから。

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