見出し画像

カエルがいるよ

大人が睡蓮の中に発見できないもの
「カエルがいるよ」 大原美術館で4歳の男の子がモネの睡蓮の絵を指差してこんな言葉を発しました。

その場にいた学芸員はこの絵の中に「かえる」がいない事は当然知っていたはずですが、「えっ、どこにいるの?」と聞き返しました。

その男の子はこう答えたそうです。

「いま水にもぐっている」

私はこれこそが本来の意味での「アート鑑賞」なのだと考えます。この子は「自分だけのものの見方」でその作品をとらえて「彼なりの答え」を手に入れています。ビジネスだろうと学問だろうと人生だろうと、こうして「自分のものの見方」を持てる人こそが結果を出したり、幸せを手にしたりしているのではないでしょうか?

末永幸歩著「13歳からのアート思考」より


「すべての子どもはアーティストである。問題なのは、どうすれば大人になってもアーティストのままでいられるかだ。」これはパブロピカソの有名な言葉です。

大人になって子どもの頃の感性が鈍ってきていると感じているのは私を含めて誰でもが気づいている事ではないでしょうか。大人になるにつれて、たくさんの経験をしていく中で「ものの良し悪し」の判別が増えてくる。そうすると常識というものに囚われ続けて、やがて身動きが取れなくなってきてしまいます。「世間一般では」「普通は」と、人の目が気になって。

そうなると好奇心や感性がだんだんと薄らいできそうです。

子ども時代の、あのキラキラと輝いていた感覚を今ふたたび感じてみたい。

エコーズが運営するフォトスタジオファンズでは今年「art x fhans」と題してアーティストさんとコラボしてどんな化学変化がおきるのか、を実験します。

- - - - - - - - - - - - - - - - -
エコーズのホームページにも「自分らしいスタジオ作り」を目指している人向けの役立つかもしれない情報を載せていますので、ぜひお立ち寄りくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?