日日と書いて『にちにち』と読みます

エコーズが運営するスタジオファンズは普段スタジオで家族撮影などをしていますが、ご家庭にお邪魔して撮影する活動を5年前から行っています。

コロナ禍でここ3年はできていませんが、福知山ファンズが20周年、芦屋ファンズが10周年のこの年に「1ケ月に1家族撮影」するというお客様のお家に行って撮影するプロジェクトに取り組み始めました。

日日という名前は禅の言葉「日日是好日（にちにちこれこうじつ）」からとりました。

日日是好日は「毎日が良い日」と意味を勘違いされがちですが、雨だろうが雪だろうが、たとえ晴れていなくても一日一日をかけがえのない日として精一杯生きれば、いい日にすることができるという意味です。

わたしたちはついつい日々に忙殺されがちですが、日常の幸せに気づく体験をつくりあげていきたいと思い名付けました。

フォトスタジオなのに、ファンズがわざわざお客様のお家に行く意味は何でしょう。

日常にfhansといういわば「異物」が入り込むことで、いつもと違うぞ？と違和感を感じる。

それが日常を新鮮な目で見返すきっかけになりはしないでしょうか？

日日では自然体を撮る、ではなく「家族を感じる、自分の心に気づく」を目指しています。

あえて日常ではしないような時間を作るのも面白いかもしれません。

たとえば、

・スタジオで書いているように「手紙」をかいてもらう

・ボードゲームをしてみる

・目をつむった写真をとってみる

・食事をしてもらう

自宅で家族を感じることで、なにげない日々にも幸せが満ちていることを思い出す、そんな体験を考えています。

京都デザインオフィスエコーズ