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半年間ベビーカーを押しながらバリアフリーについて考えた話

こんにちは、菱田(@satoshi817)です。
昨年8月に娘が生まれてから、それまで知らなかったことをたくさん知れたのですが、中でもベビーカーで移動した時に困ったことがとても多くありました。
ということで。。。

突然ですがベビーカーでの移動中困ることランキング!

第5位 電車とホームの隙間

ベビーカーを持ち上げないといけないので、一人だと地味に大変。

第4位 道路の段差

横断歩道と歩道との間に段差があると、ベビーカーで乗り越えられず止まってしまうことがちょこちょこあった。急いでいる車がいたりすると、わりとひかれそうになって危ない。

この段差については調べたら、視覚障がいの方が車道と歩道を識別しやすいように、バリアフリー法で横断歩道と歩道の間の段差の基準を2cmとしているらしく、各地でいろんな工夫がされていた。

ぜひ全部の道路で工夫しといて欲しい。

第3位 歩道の傾斜

ベビーカーがねじ切れそうになる。なんとかしといてくれ。

第2位 通りやすい改札は激戦区

駅の改札に幅の広い改札が何個かある(大体1つ)。
通常の幅の改札をベビーカーで通ろうとすると、大体1回は途中でつっかかる。だから幅広の改札を通りたいのだが、わりと通りやすいところにあるので、反対側の人の流れができてしまっているとなかなか通れない。
あれがバリアフリー改札だというのが浸透してないので、「その改札を通るために待っている」ということに気がついてもらえないケースが多かった。
京都駅西口をよく使うのだが、たまに駅員さんが気がついて流れを上手く捌いてくれて、好きってなる。

ちなみに烏丸線四条駅はなぜか南改札にエレベーター、北改札にバリアフリー改札があり、改札の中からは北から南に階段を使わなければ移動できない。
(南改札ではピンポンして北改札の駅員さんとはなせば、幅広なところを通れるんだけど、なんでそんな面倒なことしなきゃいけない方にエレベーターがあるんよ)

設計した人も許可した人は頭が悪すぎると思う。

第1位 正解ルートかは詰むまで分からない

駅や商業施設などでは、「エレベーターがこっちにあるよ」という表示はあるが、「こっちに行くと階段しかないよ」という表示はない。
つまり、初めての場所に行くとき、自分がバリアフリー対応していないルートを通っていることは行き詰まるまで分からない。
これは本当にやっかいで、疲れているときに限って間違ったルートを選択してしまう。神様は意地悪である。
初めて降りる駅のホームでエレベーター表示を見つけられなかった時、あなたは無事エレベーターがある方へ歩き出せるだろうか。

ベビーカーを押すだけで、世界は一変する

ベビーカーを押している時とそうでない時ではルート選択が大きく変わる。ベビーカーを押しているから見えてくるスロープやエレベーター、段差がたくさんある。移動時間も移動距離も増える。

街には少し変えればみんなが便利になるところがたくさんあるんだなと実感した次第です。

経験したことのないことは想像できない

この前車椅子ユーザーが乗りたい駅で電車に乗れないってブログを書いて炎上してたけど、発信してくれなきゃ車椅子ユーザー以外は気がつけなかったわけで。
みんなが感じた不便な所を発信して、暮らしやすい街が増えればいいなと思ってます。


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