クラシック音楽 名盤探訪8
ディヌ・リパッティはルーマニアの出身のピアニストである。1950年。このCDは、彼の最後のコンサートを収録したものである。当時まだ33歳であった。夭折のピアニストである。そんなキャッチコピーを聞けば乙女の9割5分はこのCDを買うだろう。事実タワーレコードなどのレコード屋に行けば、たぶん売っていると思う。
予定していた2番のワルツは奏者が力尽き弾けなかった。また、実際に弾いたバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」は録音技師が、デスマスクを写真で写すようなものだと考え、収録しなか