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Forefront Chatに話題のClaudeが搭載されました!無料(2023年8月時点で有料になりました)

リクエスト待ちのClaudeが知らない間に搭載されてました!

※2023年8月時点でGPT-4とClaudeが有料となりました。
残念ですが無料での使用はできません。

少し前にForefront Chatのご紹介をしたところですが、
1ヶ月ほどでさらにバージョンアップされました。

前回はGPT-4が搭載されて無料で利用できるということで話題になりましたが、今回も新しいAIが搭載されています。
そのAIが「Claude」です。

今話題になっているAIでわたしもウェイティングリストに登録して待っている最中でしたが、Forefront Chatに搭載されました。
とりあえずこれで無料で利用することができそうです。(笑)

Claudeとは

AI「Claude」とは、Anthropicが提供する次世代型AIアシスタントです。ChatGPTやGoogle Bardと同様にチャットインターフェースをユーザーに提供していますが、より高度な信頼性と予測可能性を維持しながら、さまざまな会話とテキスト処理タスクを実行できるという特徴があります。

また、「Claude」は、従来の9,000トークンから10万トークンに拡張されました。
これにより、数百ページにわたる資料も一気に読み込んで処理させることが可能になります。
10万トークンのテキストを約5時間以上かけて読むことができる一般的な人間に比べ、Claudeは1分以内で実行できるとされています。

Claudeは、ChatGPTなどの対話型AIと同様に、高精度なテキストを生成できる一方、入力が可能な言語の最小単位である「トークン」には限度がありました。
しかし、この拡張によって、Claudeは長文対応が可能になり、数百ページにわたる資料を入力して分析する機能や、複数のドキュメントや本などから情報を取得して、「知識の統合」を必要とする質問に答えることができるようになったのです。
この拡張により、Claudeを活用することで、大量の資料を一度まとめさせて、人間は詳細が必要なところだけピックアップするなど、資料の読み方が変わってくるかもしれません。

Claudeは、「Claude」と「Claude Instant」という2つのバージョンを提供しています。
「Claude」は最先端の高性能モデルで、「Claude Instant」は軽量で安価、高速なオプションのモデルです。
価格は100万文字当たりのプロンプトが2.9ドル (約390円)、出力が8.6ドル (約1150円)である「Claude」に対して、「Claude Instant」の提供価格は100万文字当たりのプロンプトが0.43ドル (約58円)、出力が1.45ドル (約190円)です。

Claudeは、NotionやQuora、DuckDuckGoといった主要パートナーと協力してクローズドアルファ版の開発を進めてきたという。
これらの企業は、Claudeの独創的な執筆能力や要約能力を活用して、自社プラットフォームやサービスの生産性や品質を向上させています 。
また、法務インフラストラクチャビジネスのRobin AIもClaudeを利用しています。

Claudeとは

Forefront Chatの無料プラン

今回は料金体系が提示されています。
Forefront Chatは無料で使えるかどうか議論が話題になりましたが、少しづつ形が見えてきました。

Forefront Chat 料金プラン

フリープランを含めてクレジット制になっています。
有料プランは2タイプあって

Free
0$
2500クレジット
5メッセージ/3時間(プレミアムモデル)

Basic
5$/月
10000クレジット
15メッセージ/3時間(プレミアムモデル)

Pro
20$/月
50000クレジット
30メッセージ/3時間(プレミアムモデル)

Forefront Chat 料金プラン

GPT-4とClaudeについてはプレミアムモデルと言うことで
3時間でのメッセージ数を制限しています。
フリープランで無料で利用する場合GPT-4は3時間で5メッセージの設定になっています。
これは、無料でGPT-4が使えるPerplexity(パープレキシティ)の場合
4時間で5メッセージの設定なのでForefront Chatの方が1時間お得です。

ただ、クレジット制なのでクレジットの消費に注意してください。
GPT-3.5とClaude Instantのモデルではクレジットを消費しないようです。
※変動の可能性があります随時ご確認ください。
利用目的によってこれらを利用すればある程度は使えそうですね。

各種モデルごとの設定画面

新しくなったForefront Chatの画面はシンプルです。
前回紹介したバージョンではペルソナ(AIのキャラクター)が一覧で表示されていましたが、今回のバージョンではプルダウンメニューになりました。

Forefront Chat操作画面

上部に表示されている4つのAIモデルごとに詳細を設定することができます。
それぞれ見てみましょう。

GPT-3.5モデル

GPT‐3.5モデル

1日のタスク制限(使用クレジット|クレジット残量表示)
ペルソナ設定(ペルソナを選択する)
WEBブラウジング(なし|自動|常時)
チャット保存(マニュアル|自動)

GPT-3.5モデル

GPT-4モデル

GPT-4モデル

1日のタスク制限(使用クレジット|クレジット残量表示)
5メッセージ/3時間
ペルソナ設定(ペルソナを選択する)
WEBブラウジング(なし|自動|常時)
チャット保存(マニュアル|自動)

GPT-4モデル

Claude Instantモデル

Claude Instantモデル

1日のタスク制限(使用クレジット|クレジット残量表示)
ペルソナ設定(ペルソナを選択する)
WEBブラウジング(なし|自動|常時)
チャット保存(マニュアル|自動)

Claude Instantモデル

Claudeモデル

Claudeモデル

1日のタスク制限(使用クレジット|クレジット残量表示)
5メッセージ/3時間
ペルソナ設定(ペルソナを選択する)
WEBブラウジング(なし|自動|常時)
チャット保存(マニュアル|自動)

Claudeモデル

設定項目はすべて共通しています。

  • ペルソナを選ぶ

  • WEBブラウジングの設定

  • チャット保存の設定

他のAIではGPT-3.5ではWEBブラウジングができない場合が多いのですが、Forefront ChatではGPT-3.5でもWEBブラウジングを利用できます。
ネット上を検索して最新の情報を収集できます。

今回、ペルソナの設定がプルダウンメニューになったので選択しにくくなりました。
この点が少し残念な部分です。

ペルソナ設定

AIへのロール設定(役割を与える)は文章生成の精度を上げるためにとても重要な項目なので、生成する文章にあったペルソナを選びましょう。
専門的な知識を持ったペルソナを選ぶことで精度の高い文章を書いてくれます。

長文入力可能なClaudeを試してみた

今回搭載されたClaudeの最大の特徴は長文入力が可能なことです。
10万トークンが入力できると言われています。
10万トークンが何文字かは分かりませんが、GPT-4の入力が32000トークンですから3倍の文字数になります。

6000文字ほどのブログ記事を入力して要約してもらいます。

長文の要約

メッセージの最大長を超えました (>3000 トークン)。
の回答がきました。
残念ながら入力トークンを制限されているようです。
折角の10万トークン入力でしたが、Forefront Chatでは3000トークンまでということです。

折角なので1500文字まで削って再度チャレンジします。

1500文字文章を要約

これに対する回答がコチラです。

文章要約回答

要約すると、以下のようになる。

• 人工知能(AI)の定義は1950年代から提唱されており、ジョン・マッカーシーは2004年に「知的なマシンを作る科学技術」と定義した。

• 1950年にアラン・チューリングは「チューリング・テスト」を提唱し、人間とAIの応答の区別がつかないかをテストするもので、AIの歴史で重要な位置を占める。

• スチュアート・ラッセルとピーター・ノーヴィグはAIの4つの定義を提唱した。
1. 人間のように思考するシステム、
2. 人間のように行動するシステム、
3. 合理的に思考するシステム、
4. 合理的に行動するシステム。

• 最も単純には、AIはコンピューター科学とデータを組み合わせて問題解決を実現する分野で、機械学習とディープラーニングが含まれる。

• AIの開発をめぐって過剰な期待があり、Gartnerのハイプ・サイクルの通り、過剰な熱狂から幻滅へ移行しつつある。

• AIの倫理をめぐる議論が高まっており、幻滅の兆候が見えている。

Claude

他の文字数でも試しましたが1500文字が限界でした。
長いブログ記事では10000文字を超えるものもあるので少し物足りません。
今回色々試している中でクレジットを500消費しました。
2500クレジットの5分の1を1時間ほどで使っています。
結構消耗するようです。

GPT-4やClaudeを使う時は用途を選びピンポイントで使うのが良いようです。


サポート頂ければモチベーションになります。