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#62 読書録 捨てられる銀行を読んでVol.1

またもや、Voicyを聞いていておススメされていた「捨てられる銀行」を読んでいるので(これを書いている時には現在進行→第2章を読んでる最中)第1章で刺さった読書録として残しておきます。

出合うきっかけになったVoicyはこちら(プレミアム登録が必要です)

その時自分のアンテナに引っかかった内容を目次として、なんでそれが気になったのか?読んだ後に何が変わったのか?などを残します。


自分達の存在価値が何かを考え抜いてビジョンを掲げる

・自分たちはどのような価値を提供しているから、市場に認められて存在していられるのか?という本質的な存在意義を問うもので、何にでも当てはまる厳しい問いだが忘れがちなので改めて刺さった。
・具体的には地銀が低金利でお金を貸す事だけが価値だとすると、メガバンクの方が低金利を提供できる余力があるし、安全性という意味でもリスクが下がり本当にそれが価値なの?という疑問を組織の論理がつぶしている構造
・地銀の独自性は、メガバンクでは手が届かないサイズの企業達の経営に長い時間寄り添う事で地域経済の価値を上げて、共に成長していくという事が実現できて、初めて差別化(本質的な価値)が実現するという点に納得
・そうはいっても、、、(現実は難しい!)と言いたくなるような活動に本質が現れるのだという考えは確信に近いものを自分は感じる。
・翻って自分の事として捉えなおすと、昔はA地点からB地点に移動が速くできるクルマというプロダクトを提供できることが価値であった。
・ただし今は多様なモビリティーが台頭&テクノロジーの変化でそもそも移動をしなくてもよいという選択肢も増えた中で、顧客に提供できる本質的な価値は何か?
・今の結論は移動を含めた体験価値をシームレスに提供する事なのかなとかんがえる。利用していることに気づけなくなるぐらい寄り添い、ユーザ―体験からデータを取得し、顧客のインサイトにアクセスして、さらなる顧客体験価値を上げ続ける
・捨てられる銀行からはだいぶ脱線したが、この結論にたどり着いたのが本を読んで得られたもの。

ビジョンと整合性のとれた人事評価制度の大切さ

・また、地銀の話にもどると、地方の成長に貢献できているか?が本質的な価値なのに、評価制度は以下に営業目標である貸付を達成したか?では当然インセンティブが働かずに貢献できるわけがない。
・ビジョンと評価の整合性の重要性は100%同意。ではどうやるか?はハードSはトップダウン、ソフトSは先ずはミドル層を巻き込んで徹底的なコミュニケーションしかないかと。根性論に聞こえるが、変わるまでやり続ける思いがあるか、ないか?だけが分かれ目と考える。
・自分の課題は徹底的なコミュニケーションをやりきれるのか?という事と再認識できた。自分は時間が有限であり最も貴重なリソースだと常に思っているので、時間のかかるコミュニケーションをやり続けれれる気がしないので、撤退戦略をもって望むことかなと考える。

誰をバスに乗せているか?で本気度が測られる

・これは、検討会議に出席する面々の名前がとんでもないというエピソードがあったので、その人達を巻き込む為にも自分の目指しているビジョンとコミットメントがないと巻き込めないし、それを踏まえて集められた人は組織をみて本気度を測る事ができるので誰バス問題は、本質的な考えと納得。

見えないものを見ようと努力するから価値が生まれる

・財務諸表にあらわれない定性価値を独自の指標を用いて評価するというくだりがあり、今世の中にないものを作り出して評価するという姿勢が大事だと共感。
・できない。で思考停止ではなくてHow might we ?でどうやったらできるかを考えることが重要だなとつながった。


今回は捨てられる銀行を読んで、抽象度をあげ自分の仕事だったら何が言えるか?なにが難しいと感じられるポイントかをダラダラと書いてみた。
自分達が存在する価値は何か?どうしたら価値が出せるかを日々考え続けて、自分達のサービスを磨き上げていきます。

近日中に、Vol2としてnoteに気づきを投稿したいと思います。

ではでは 


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