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#221 圧力隔壁説をつくがえすを読んでvol.2 ここまで色々な事がわかっても結論は覆らない構造の奥深さを知った話

こんにちは!けーたです。

今日は、昨日に引き続き「日航123便 圧力隔壁説をくつがえす」の第2章を読んだのでその気づきというか衝撃などについてnoteに投稿いたします。

昨日投稿したvol.1はこちら。この本を読んであまりにもビックりした感情を残しております。


〇この本を読んでいる最中に感じている事

私は、日航123便の墜落事件について、身内などの近い人がかかわっているという事が一切なく、この事件を知ったのは山崎豊子著の「沈まぬ太陽」を読んでからという人です。

何で、そんなことを書いたのかというと、本の主題である、この圧力隔壁説のおかしい所をエビデンスに基づき明らかにしていく過程を遺族はどう思っているのか?考えるだけで苦しくなるからです。

この本の全ての情報を鵜呑みにするつもりはないのですが、それを差し引いて考えたとしても、ちょっとこの事件の事故原因の結論である「圧力隔壁説」を押し通すのは苦しいのでは?

と思わされる情報がかなりたくさん提示されます。それでも、1mmたりとも状況は進展しない。国家権力を相手にすることの難しさが伝わります。

〇いやいやこの情報は刺激が強すぎるでしょうという内容達

■戦争を想定をして武器を持つ防衛集団という役目にも注視しなければならない。常時訓練では敵国を想定し、リアリティを持つために仮想敵機として民間航空を相手に訓練を重ねていたことが当時の民間パイロットの証言からわかる
■近年、議事録は公開する方向になっており、それは一見すると全部を公開しているようにみえるが、実は都合の悪いことは出していない
■外務省は日本と米国の間の書簡で、偽りの件名をつけるわけにはいかない。従って引き続き「事件」という認識に変わりなく、そのように表記していた。
■結局の所、「(望むような)結論にはいたらなかった」としながらも、「(もしも)こうだとすれば推定される」という結論が書かれている。これが特に博士論文であれば、論文審査が絶対に通らない書き方になっている。

出典「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」」

〇まとめ

圧力隔壁説を覆すようなエビデンスとなるものは、著者の気の遠くなるような膨大な時間を掛けた調査により多く提示されている。

本書で示されている、一見、陰謀論説だ!!と片付けられそうな話をどうして、国は無視し続けられるのか?というぐらい、これまで信じてきた内容が足元からひっくり変えるぐらいの内容が散りばめられています。

それを考慮すると、正しい情報だけが、表にでてくるものではないという事に気づく事ができる良い本だなと思わされました。脳がハックされるし、その裏側に何かあるのか?クリティカルシンキングも働きづらい。

そんなことを読書しながら感じておりました。

自分の視点をクリティカルシンキングをつかい構造化してとらえなおす。今の主張に対して、積極的に崩してこようとする人にたいして、反論に備える。壁打ちして思考を深める。

そんな頭の使い方に最高の本なのではと思います(関係者の方には申し訳ございませんが、、、)

ということで、誰かの選書の参考になれば幸いです。

ではでは

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