発信や面接だけじゃない、いちメンバーが採用に貢献するには?
こんにちは!
カミナシでエンジニアリングマネージャーとして働いております、吉永です。
今日はスタートアップの採用に関する記事です🔥💪
カミナシの採用の基本方針や、どのようにして採用に貢献することができるのか?についての個人的な考え方を紹介します。
カミナシの採用の基本方針
カミナシでは採用に対する基本思想として全社採用を掲げています。👇
「自分たちの仲間は、自分たちで集める。」に真剣に向き合うことで、組織のエンゲージメント向上にも繋がりますね。
こにふぁーさんのこのポストにはとても共感しています。
Hiring Manager としての採用貢献
私はカミナシのエンジニア採用において、いくつかのポジションの Hiring Manager (以下、HM)を担当しています。 カミナシでの HM の役割は、以下のように定義されています。
実は先日、 Engineering Manager Meetup #12 が開催され、 LT で採用に関して登壇してきました。この時の発表を振り返ると、 HM の役割の重要性を伝える内容になっていました。LT のキーメッセージは、「認知の獲得はEMの大事な仕事だよ」でして、その理由や、なぜそう考えるようになったかの経緯については発表スライドにありますので、気になる方はご覧ください。
発表の反応や感想を見て一つ補足したくなったのが、マネージャーは認知獲得に常に全力でなければならない、というわけではないよ、ということです。
EVeM長村さんの本「急成長を導くマネージャーの型」から学んだこととして、マネージャーの役割は “成果”, “育成”, “採用” , “調整” の4つに分類することができ、置かれている状況に合わせてその配分を変化させていく必要がある、というのがあります。
仮に、採用よりも成果が求められる状況なのであれば、認知獲得よりも優先してやるべきことがあって当然でしょう。
一方で、私のような HM の役割を果たすべき状況では、採用に割くべき配分が増えますし、採用活動の前工程である認知獲得に投資するのが、レバレッジの効いたアクションではないかと思います。
いちメンバーとしての採用貢献
さて、ここからが本編でして、HMではなくメンバーとして採用貢献するにはどうすればよいでしょうか?
前述の通り、カミナシでは全社採用を掲げておりますので、マネジメントしているメンバーから「どのように採用貢献するとよいでしょう?」とアドバイスを求められることがあります。(大変嬉しいことです)
面談や面接を担当できるようになる、エンジニアブログを定期的に執筆する、登壇の機会にチャレンジする、などいろんな貢献の仕方が考えられます。
ですが、面談できる人は充足しつつある、目の前の仕事に手一杯で時間を割けない、性格的に発信することに対する精神的ハードルが高い、など様々な理由により先ほど挙げたようなかたちでの貢献をすることが難しい状況はあり得ます。
こういう時には、私はよく「新しく入社した人がいち早く活躍するためのサポートをしたり、オンボーディングの仕組みを作り改善したりすることも、とても大事な採用貢献だよ」とアドバイスしています。
これはマネージャーの仕事の範囲でもありますが、メンバーであっても貢献できるものであり、かつ、現場感を持って取り組みやすいものです。仕組みづくりやその改善であれば、今後入社する全ての人に寄与するレバレッジの効いたアクションにもなります。
こちらは Wantedly 社が公開した採用に関するスライドですが、入社後も採用プロセスに含まれているという考え方がとても好きです。
入社してくれた人が早期に活躍できるサポートをすることで、エンゲージメントに良い影響を与え、リファラルによる紹介などの採用の良いリズムを作り出すことに繋がるでしょう。
SaaSの事業成長においては、売って終わりではなく、カスタマーサクセスの重要性が叫ばれて久しいですが、組織を成長させる採用の文脈でも全く同じことが言えます。従業員の成功にコミットすることは、立派な採用貢献なのです。
いかがでしたでしょうか?採用貢献に関する新たな視点を持ってもらえるとうれしいです。
最後に定番ですが、弊社ではエンジニアポジションを絶賛募集中です!!🔥
ちょっとでも興味を持っていただけたら、会社の採用ページや Wantedly などからコンタクトとっていただけると嬉しいです。お待ちしています😃