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ペペロンチーノ日和

フルスロットル・モンキーマインド(全開的猿心)とは、全力で雑念に取り組む姿勢のこと。というのを一昨日、勝手に決めたのでお付き合いください。

昨日はペペロンチーノに再挑戦して、焼きそばからの卒業を果たしました。トップ写真、プリッとしていて見た目も悪くないでしょ?人間は成長するんだなあ。

先週作ったペペロンチーノはパサパサで、学園祭で売れ残った焼きそばを忠実に再現してしまった。青春の味を思い出すことはできたけど、ペペロンチーノを味わうことはできなかった。

ペペロンについて

ペペロンチーノを「ペペロン」と呼ぶとなんだかすこし恥ずかしい。「あ、あのさ、ボクと友達に…なってよ?」「なにいってんだよ?オレらもう友達だろ?」「!?(照)」みたいな感じかな。

昨日作ったペペロンには青春の味は求めず、チーノの方を求めた。何言ってるか自分でもわからないけど、友達より少し親密になった女の子に求めるものと同種かもしれない(違うような気もする)学校帰りのいつものマックじゃ味気ない。休日のデートなら、せめてスープが付いてくるようなパスタのお店くらいは行ってみたい。そんな気持ちなのかも。

レシピをいくつもはしごして、材料の量を吟味する。レシピによって、にんにくやオリーブオイルの量が少しずつちがうし、僕は割とそのへん神経質なタイプ。雑誌にたくさん紹介されてるデートコースから、選んで決めるみたいな作業。この店は行きたいけど、少し遠いんだよなあとか。

だんだん疲れてくるけど楽しい。

(デートコースは、当日になるとたいてい問題が発生する。まあそれはそれで思い出になるし、二人で過ごすのは楽しい。でもパスタがうまく行かないと、すこし切なくなる。一人きりだし、口とお腹も微妙に満たされないし。パスタをうまく作るのも、デートを成功させるのも、どっちも難しい)

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昨日のぺぺろん

にんにくを少し大きめに切る。鷹の爪は種を出して刻む。乾燥しているからメリメリと音がする。獲物の血に染まった鷹の爪だから赤いのかなあ。それとも、鳥の地肌って赤っぽいからかな。あ、でも爪は地肌じゃないなあ。オリーブオイルににんにくをいれて。いや、フライパンにオリーブオイルとにんにくをいれて。弱火で様子を見つつ隣でパスタを茹でる。

熱湯でゆでられているときは「パスタ」で、皿にもられると「ペペロンチーノ」になる。じゃあフライパンで混ぜているときはなんて呼んだらいいんだろう。麺たちがフライパンから旅立つとき、一人前のペペロンチーノになれず、焼きそばになるかもしれない。なろうと努力しているんだろうからまあ「ペペロンチーノ候補生」というところかな。

オタマでゆで汁をフライパンに入れたら、ペペロンチーノ達の訓練が始まる(この比喩にも飽きてきた)ま、立派なペペロンチーノを目指して頑張りたまえ、諸君。

そんなわけで、昨日の訓練は成功をおさめた。厳しい指導のかいあって、ぺぺロンたちは焼きそばからの卒業を果たしたというわけ。

さらば、青春の味。

今日のペペロン

ここまでは、先週と昨日のペペロンの話。今は寝っ転がってスマホでこの文字を打ってるけど、このあとちゃん作ります。動いてなくてもお腹は減るんだよなあ。なんといっても、今日は絶好のペペロンチーノ日和だし。

今回は豚ミンチを入れてみようと案じています。昨日ようやく焼きそばかを卒業したばかりのくせに、コック気取りでいい気になっている。ところで、豚ミンチを入れたら「ペべロンチーノ豚ミンチスペシャル」とでも呼んだらいいのだろうか。それとも普通に「豚ミンチペペロンチーノ」あるいは、やっぱりただの「ペペロンチーノ」だろうか。もちろん、自分の好きに呼んだらいいんだけど。それはさておき、今日の候補生たちがみな、無事にペペロンになれますように。


モンキーマインドにお付き合いいただき、ありがとうございます。いい感じでお腹も空いてきたので、このへんで。

本日もよいペペロンチーノをお過ごしください。

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