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「緊張してうまく質問できない!」から抜け出すための3つの方法

インタビューを何回やっても慣れないこと。それは、「緊張してしまう!」です。
自然体でインタビューしている人を見ると「私も友達や家族と話すみたいにリラックスしてインタビューしたいな」とうらやましくなってしまいます。

多少の緊張はしかたないけれど、質問が頭に入らないほど緊張するのはどうにかしたいですよね。緊張をゼロにすることはできないと思いますが、和らげることは可能です。今回は、私が実践している方法を3つご紹介します。

1. インタビューアーが緊張するのは当たり前!


「誰でもインタビューは緊張するもの。それが当たり前」を前提にすると、気持ちが楽になります。インタビューに限らず、何でも「初めてのこと」は緊張しますよね。初めて参加する教室、初めてのデート、初めて訪れるお店など。この「初めて」というのは、いくつになっても緊張するものです。初めての方とのインタビューも然り。「インタビュー緊張する~><」と恐怖を感じたら、まずは緊張するのは当たり前と自分に言い聞かせましょう。そのうえで、これからご紹介する方法を実践すると、より緊張が和らぎますよ。

2. 緊張を和らげる方法①:事前に相手のことを理解する


初めてのことに緊張するのは、不安を伴うからだと私は思います。では、この不安はどこから来るのか? その一つの答えが、「何でどうなるかが分からないから」です。知らない相手だといろいろと想像してしまいますよね。「怖そうな人だったらどうしよう」「何をどんなふうに聞いたら良いんだろう」「会話が途切れたら……」といったように。

以前受けた案件の中に、その業界では名の知れた人に対するインタビュー記事の作成がありました。興味が先走って二つ返事でOKしたものの、インタビューイーの経歴を見て「私がこのようなお方にインタビューするなんて無理!」と、膝ががくがく震えてしまいました。こんなに緊張していてはまずいと思い、私がやったことは、相手のビジュアルを知ることでした。視覚的に相手を理解すれば、全くの初対面ではなくなり、少しは緊張が和らぐと思ったからです。名の知れている方なので、インターネットで検索すると画像がたくさん出てきました。実際にオンラインで対面した時、事前に見つけた笑顔の優しいお方でほっとしたのを覚えています。そのまま和やかにインタビューを続けることができました。

相手のビジュアルもそうですが、相手の人となりや現在の仕事、経歴、経営者であれば取り組んでいる事業などについて、可能な限りリサーチすることも大切です。知れば知るほど質問もたくさん出てきますし、知らないことに対する不安が軽減されていきますよ。

3. 緊張を和らげる方法②:インタビューの流れや内容を細かく決めすぎない


限られた時間の中で記事に必要な情報を引き出すには、時間を管理しながら質問事項を設定する必要があります。けれども、質問事項を細かく設定しすぎると、「失敗してはいけないこと」が増えて、緊張が増すかもしれません。一つ失敗した時点で動揺し、頭が真っ白になってしまったという事態は避けたいですよね。

私が決めているのは、以下のような大まかなインタビューの枠組みです。
・インタビューの始まり
・インタビューのテーマにちなんだ3つの質問
・インタビューの終わり

大きな質問を3つ決めておおよその時間配分をして、あとはインタビューの中で知りたくなったことや聞いた方がよいと思ったことを聞くようにしています。

4. 緊張を和らげる方法③:リハーサルをする


私がインタビュー前に必ずと言ってよいほどやっているのが、リハーサルです。インタビューが始まる前にパソコンに内蔵されているカメラ機能を使い、インタビューの始まりから終わりまでざっと練習します。表情のぎこちなさや、笑顔の状態をチェックできますし、何度か練習すると質問も頭の中に入ってくるので、本番で「あ、忘れた」ということが少なくなりますよ。

用意した質問を声に出して読むことによって、つまずく箇所を見つけたり、意味を読み取りにくい質問であることに気づいたりすることがあるので、修正する意味でもリハーサルは有益なことだと思います。

さいごに:インタビューは数をこなしてとにかく慣れよう!


インタビューアーになった時の緊張を和らげる方法についてご紹介しました。
私が実践しているのは、以下の3つの方法です。

①事前に相手のことを理解する
②インタビューの流れや内容を細かく決めすぎない
③リハーサルをする

普通にインタビュー数をこなしていけば、慣れて緊張する機会も少なくなるかもしれませんが、上記の方法を繰り返すことで不安の解消が加速するはずです。

緊張や失敗の経験も含めて、インタビューライターというお仕事を楽しみましょう!

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