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LCDデスクトップスタンド

特に同業の編集者・ライターの皆様へ。

既にやっている人も多いのかもしれないけど、僕が最近導入した、ちょっとした作業効率アップ術をご紹介します。

基本的に、僕は家でも事務所でもMacで仕事している。でも、原稿仕事のフィニッシュでは、どうしてもWindowsマシンでの作業が必要。

Wordの、MacバージョンとWinバージョンでは、改行のシステムが根本的に違い、Macで作った文章をWindowsで開くと、数十ページに1行くらいの割合でズレが出てくるからだ。

雑誌の短い文章だったら多少のズレがあってもいいんだけど、単行本一冊なんかの長い文章だと、このズレがけっこうな問題になってくる。

納品先では大概、ファイルをWindowsで開くので、最終仕上げはこっちもWindowsでやらなきゃ、ということになる。


まあ、それはいいんだけど。


僕が前々から気になっていた、問題が一つ……。

縦組みで印刷される本だったら、Word上でも縦組みにして最終チェックをするべきなんだけど、PCの画面って、基本的に横組みを見るのに適した形をしていますよねー。

縦組みの文章をいじるのには、天地が足りないんですよねー。

1行の文字数20字前後の雑誌の原稿だったらいいんだけど、1行に40字前後も入る単行本の原稿は、文字の大きさを100%のままにすると収まらないのだ。

となると、スクロールしながら作業しなきゃなんないけど、1行ごとにスクロールしていると、とても効率が悪くてイライラ。

かと言って、天地が収まるように全体を縮小して作業すると、文字が小さくなるので、眼のナニが進んでいる身としては、なかなか辛い……。


じゃあ……。縦置きの外付けモニターを使おう! と思い立った。

縦置きモニターはデザイナーさんが使うもの、という固定観念があるけど、編集者・ライターの単行本の原稿作成作業にも便利なんじゃね? と思ったのです。

元々、事務所で使っているMacは12インチのMacBook Air。画面が小さいから、外部モニターにつないで大画面で仕事をしていた。このモニターをWindowsマシンにもつないで、縦置きにすりゃあいいじゃん、ということです。

さて。

使っていたPrinceton社製の外部モニターには、縦置きできる機能がなかったので、こちらを購入。

LCD Desktop Stand。

「なんだこりゃ、『LCD Soundsystem』みたいでかっちょいい名前だな」などと、ややマニアックなことをつぶやきつつ、Princetonのモニターに装着!

くるりんぱ。

おおお、これはいい!

まったくストレスなく、単行本の原稿を、縦組みで作成、編集できるようになりましたよ。


ちなみに外出先で作業するときは、2in1PCの「TransBook T90 Chi」を使っているけど、こっちもタブレットを縦方向にして使っている。

同業者の皆さーん、おすすめです。


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