「長文読んでも、単語の意味がでてこない」#Day400
「・・・うーん、ほんとに分からない!」
ある日、英検2級の過去問を覗いてみたら心がザワつきました。
努力して覚えたはずの単語が頭の中でぼんやりとしか浮かばず、焦りが募るばかりなんです。
それでも英検の申込む以上、心の浮き沈みを乗り越えがんばろうと決意しました。
昨今の大学受験における英検の重要性は、息子を通してかなり感じていました。それで「自分が受けてみたら、ちょっとは理解できるかな?」と無謀なことを考えて、挑戦することに至ります。
今日は、英語に関しての根本的な問題について皆さんと共有し、「単語わからん問題」から脱皮しようと思います!
■すべての単語を完璧に理解しようとしない
わからない単語だらけ…。
私が長文を読んで一番驚いたのは、この事実でした。
単語帳を一巡すれば、どんな文章もスラスラ読めるだろうという甘い期待が見事に打ち砕かれたのです。
冷静に考えると、試験に合格する人がいる一方で、不合格者もいる。そして合格者でさえ、すべての単語を理解しているわけではありません。
つまり、試験に出てくる長文のすべての単語が「システム英単語」や「ターゲット1900」に網羅されているわけではないということです。
このことに気づくまで、私は随分と時間がかかりました。もしかすると、過剰な期待を抱いていたのかもしれません(笑)。
では、単語帳は役に立たないのでしょうか?
■単語帳何周したらいいの?
「一体何周すればいいの?」「この単語帳で合っているのかな?」と悩んだことはありませんか?
私はシス単を一巡した後、ターゲット1900のアプリを使い、毎日テスト形式で単語をチェックしました。しかし、二巡目に入った途端、完璧だと思っていた単語を結構間違えてしまうことに気づきました。感覚的には7割程度の完成度でした。
結論としては、完璧を目指すのではなく、納得いくまで繰り返すことに尽きます。その上で、今まで使っていた単語帳には載っていない、もう少しレベルの高い単語帳にも挑戦するのが良いかもしれません。
自分の立ち位置を確認するためにも、毎日テストは続けています。
では、いよいよ長文を読むのに秘策はあるのでしょうか?
■長文の読みかたからアプローチする
単語を覚えることは大切ですが、それと同時に重要なのが、長文読解へのアプローチです。
英検の問題集を解いていて痛感したのは、試験は時間との戦いだということ。わからない単語に立ち止まっている余裕はほとんどありません。単語にこだわりすぎず、「推測力」を高めることが求められます。
この推測力に関しては、長文読解の問題集に多くのヒントが隠されています。たとえば、こちらの参考書では、英文を読み解くためのルールが紹介されており、そのルールを知ることで効率的に解答できることがわかります。
「どこに注目し、どこから解くべきか」といった点が具体的に説明されており、まるで公式のようなものです。
私は単語力に頼りすぎて、正面突破をしようとして苦労しました。現役時代にこうした問題集に出会えていればよかったと思います。
■日本語力が鍵になる
そういえば、英語についてこれまで何度も話してきましたが、結局のところ、基本は国語力だと感じています。
息子が英語に苦労している姿を見て気づいたのですが、そもそも国語でつまずいていることが問題の一つだったのです。
たとえば「概念」という言葉の意味があやふやなまま、英単語のnotion=概念と機械的に覚えてしまう。それでは、英語の長文を理解できるはずがありません。
ですから、英語の前に日本語力が大切なのだと改めて感じました。
じゃあ、「そこそこ国語ができていた」場合はどうなのでしょうか?
■【まとめ】固定概念を捨てて基本を第一に
私は高校時代、感覚的に国語の点数が取れるタイプでした。
しかし、今になって自分に言いたいのは、「偶然にできた」だけではなく、「説明できる知識」を持っているかを自分に問い直すことが大切だということです。
中途半端に点数が取れてしまう人ほど、油断しがちです。「まあ、大丈夫だろう」と思ってしまいがちですから。
✔ プライドを捨て、国語の基礎を見直す
✔ 単語習得に終わりはない
✔ 効率的な読み方を身につける
これが、長文が読めない問題に対する結論です。結果的に、国語力まで見直す良い機会になったことは幸いです。
はぁ~、道のりはまだまだ長いですね。